福田さんの作品Ⅱ
福田さんは今回、夏のテーマで制作してくださったので
涼しげな作品が多くなっています。大きなお皿も中の釉薬が薄緑で
爽やかです。
蛍手の器は穴をあけた部分に釉薬をかけてガラスの窓を作るような
手法です。大きな穴は大変そうだなとは想像できるのですが、
小さな穴でも釉薬が上手くのってくれない事もあるそうです。
そんなわがままな技法。
窯全部が失敗してしまった事もあるそうです。
葉っぱや花が飾られた箱。
一つ一つ、カットした粘土を張り合わせて模様を作っています。
かなり神経を使う作業だと思います。
いつも思うのです。
作家さんは独自の作品を作るのに他にはない何かを探し、
技術を磨き、神経をする減らし
祈り・・・
観ている私はただただ感心のみ。