暫くblogの存在をすっかり忘れていました。
『どうぶつの森』のように虫が繁殖していたら
どうしようかと思ったのですが、無事でよかった。


カンヌ国際映画祭で大学の同級生に会いました。
ビックリです!


たまたまマーケット(マルシェ・デュ・フィルム)に行ったら、
超美形の男がいるのでもしやと思って調べたら彼でした。
男なのに小雪をもっと美形にした顔をしています。
スタイルも抜群です。
大学時代に女装をさせたので間違いありません!


お互い大学時代から映画好きで、よく映画の話をしていました。
そんな彼が、実際にバイヤーとして活躍できるようになっていたなんて!
私も歳を取ったということか?


さて、「歳」と言えば、明日(5月31日)から
今年最も身につまされる映画『アウェイ・フロム・ハー君を想う』が
劇場公開されます。


私が独断と偏見で選ぶ映画賞2007の最優秀女優賞次点にあげた
ジュリー・クリスティ主演作『Away from Her』が、
この『アウェイ・フロム・ハー君を想う』です。


残念ながらその後のアカデミー賞は、
主演女優賞最有力候補と言われながらも逃してしまいました。
ゴールデン・グローブ賞までの前哨戦は全勝していたのですが。


それにしても、歳を取ってもジュリー・クリスティは美しいです。
でも、ゴードン・ピンセント演じる夫グラントは禿げていないです。
あんな美人な奥さんがいたら、私だったら禿げてます。たぶん。


この作品の見所のひとつは、アカデミー賞女優の共演です。
『ダーリング』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリー・クリスティ。
『月の輝く夜に』で
アカデミー賞助演女優賞を受賞したオリンピア・デュカキス。
もちろん『リトル・ランナー』のゴードン・ピンセント、
『M★A★S★H』、『ナッシュビル』、『バットマン リターンズ』、
『マグノリア』のマイケル・マーフィの共演でもあります。


今年ナンバーワン「身につまされる」物語を
錚々たる演技派俳優陣で味わえます。


『スウィート ヒアアフター』、『死ぬまでにしたい10のこと』で
女優として知られるサラ・ポーリーの初監督作品です。


結婚生活44年目の夫婦を突然襲った事態。
「フィオーナの彼に対する愛情は、
自分に対する罰なのか、それとも復讐か」
忘れられないことの苦しさ、忘れてしまうことの悲しさ、
忘れさられてしまうことの辛さ。
ふたりを繋ぐのは、忘れたい記憶と忘れられない想い。

原題:Away From Her
製作国:カナダ(2006年)
上映時間:110分
製作総指揮:アトム・エゴヤン
監督・脚本:サラ・ポーリー
主演:ジュリー・クリスティ、ゴードン・ピンセント
原作:アリス・マンロー『クマが山を越えてきた』


映画を撮っているときのサラ・ポーリーは険しい表情をしていましたが、
来日時はかわいい表情に戻っていました。よかった。


〔画像:サラ・ポーリー〕