おはようございます
カレンダーでは今日から三連休。
ご家族揃って遠方へ外出される機会も多いかと思います。
楽しい反面、交通渋滞にあったり、家族の行動テンポが合わなかったりとイライラする場面も多いのではないでしょうか。
自分のペースで事が運ばなくてイライラする時に役立つフラワーレメディといえばインパチェンスが浮かびます。
12ヒーラーズの「インパチェンス」
バッチ博士が一番最初に作ったフラワーレメディがインパチェンスです。
インパチェンス(Impatiens)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。
レメディに使われているのはInpatiens glandulifera
和名:オニツリフネソウ ロイルツリフネソウ
インパチェンスには色々な色の花がありますが、藤色の花が使われています。
Inpatiensの名前は、熟したサヤに少しでも触れられると種が弾けて遠くまで飛び出す様子から「忍耐がない」という意味でつけられているそうです。
サヤが弾ける様子はとても勢いがあり、私はサヤが弾ける瞬間を何度見てもその弾け方にビクっと反応してしまいます ^^;
インパチェンスは一年草で、時間と闘うように、まるで生き急いでいるかのように早く大きく育つ植物です。
*タイプレメディとして*
バッチ博士によるインパチェンスタイプの人の特徴は
「敏感で直観的。
とても頭の回転が速く、誰よりも早く新しいアイディアを掴み、行動に移します。
目的をしっかりもって無駄なく素早く行動する人」とされています。
独自のテンポが乱れるのを嫌うので、一人で仕事をすることを好むタイプです。
干渉されることは好みません。
このタイプの人は、何でも遅滞なく行いたいと考えていて、急ぐ必要がなくても、急がずにはいられないといわれています。
インパチェンスタイプの人がバランスを崩した時には特にイライラと苛立ち、怒りっぽくなるとされています。
スローペースな人を見ると、そのテンポに我慢できなくなり苛立ってくるのがこのタイプの特徴となっています。
短気で落ち着きがなく、いつも急ぎ立てられいて、少しのことで苛立ちやすい人ともいえます。
魂の課題という観点からは、
インパチェンスタイプの人がバランスを欠いた時は「過剰なこだわり」と「自分で自分に課している限界」にあり、一見、能力が劣るように見える人も含めてお互いに助け合わなければならないことを忘れてしまっている状態だとされています。
自分が積極的に関わるのを少し控えて成り行きにまかせる。
時間の流れを辛抱強く待つということを心で感じ取る。
ペースを落としなさいという自然の声に耳を傾ける。
そんな学びの必要があるのかもしれません。
人は其々性質が違うということがしっかり腑におちた時、
周囲の人と調和しながら、生まれ持った頭の回転の早さや決断力、聡明さ、行動力がさらに活かされることと思います。
ちなみに、私の兄はまさに典型的なインパチェンスタイプです。
3つくらい先を読んで行動する感じなので他人とテンポがあわず、仕事関係の人はピリピリとしていました。
私も一緒にいると急がされるようで、よく焦りました。
兄は時々レスキューを採っていた程度であまり恩恵にはあずかっていませんが、晩年になってようやく「忍耐」が身について?少し落ち着いてきたように感じます。
そういえば、兄がたまに「孤独や。。。」とつぶやいていたことを思い出しました。
インパチェンスは「寂しさ・孤独」のカテゴリーに分類されています。
今になって兄の孤独の意味が少し理解できるようになった気がします。。。。かな?!
妹っていつも偉そうにものを言いますね。。。。反省
インパチェンスのタイプではない方でも、このレメディが手助けになる時があります。
*インパチェンスのレメディがサポートになる時*
・自分よりスローペースな人がいると、とてもイライラする。
・動作が鈍く、それを気に留めない相手がとても嫌でがまんできない。
・人の言葉を最後まで聞いていられず、途中で口をはさんでしまう。
・気が短く、怒りっぽい、結論を急ぐ。
・すべてがスムーズに運ぶことを期待する。
・病気を早く治したいのに治らない、状況を改善したくても変わらないなどで焦っている時。
・性急に自分で物事を処理しようとする。
・頭であれこれ考え、とてもテンションが高まる。
・頭の回転が速く、言葉を組み立てる間もなく一気にしゃべってしまうためどもってしまうお子さん。
・食事の時間が遅くなったり、ペットの要求に応えるのに時間がかかったりした時イライラして攻撃的になるペットくん。
仕事、子育て、介護など場面は異なっても、人と関わっていく時にペースやテンポがちがうために焦ったり、イライラすることは多いかもしれませんね。
優しく穏やかな藤色の花を咲かせるインパチェンスから作られたレメディはイライラした気分や焦りを鎮め、落ち着きを取り戻す助けになってくれます。
「時の流れを忍耐強く待つ」という寛容さを備えることをサポートしてくれるインパチェンスです。
この三連休
お休みの方も
お仕事の方も
佳き時を過ごされますますように
お立ち寄り頂きありがとうございました
参考文献
『Bach Frower Remedies』
Julian Barnard 著
『心を癒す花の療法』
ノラ ウィークス 著
林 陽 訳
『バッチの花療法』
シェファー M 著
林サオダ 訳
『フラワーエッセンスレパートリー』
パトリシアミンスキー/リチャードキャッツ
王 由衣 訳