こんばんは☆
サロン近くの須磨離宮公園で十月桜が咲いています。
十月桜は年に2回開花するエドヒガンの系列のコヒガンの園芸品種です。
場所によっては、紅葉と共に咲く十月桜は春とはちがう趣で目を楽しませてくれますね。
十月桜は学名:Prunus × subhirtella cv. Autumnalis
Prunus(プラナス)は、ラテン古名の「plum(すもも)」が語源だそうです。
「すもも」のエッセンス(レメディ)はチェリープラムです。
イギリスでまだ木々が新芽の芽吹きもみられない頃、一斉に白い花を咲かせる木がチェリープラムです。
いち早く春の訪れを知らせてくれる花です。
バッチ博士が作ったレメディのチェリープラムは白い花。
和名 ミロバランスモモだとされています。
枝を埋め尽くすような純白のチェリープラム(ミロバランスモモ)の花は、蕾があっという間に大きくなって開き、そして、あっという間に散っていきます。
生垣にもよく植えられるチェリープラムは根から新しい茎を伸ばします。
根の再生力も特徴の一つです。
開花時の木の下ではとても濃厚な香りがします。
このチェリープラムの花から作られたレメディは緊急用のレスキューに含まれていて、ロックローズと同様に強いショックやストレスの際に素早くサポートしてくれます。
バッチレメディの指標では『不安と恐れ』のカテゴリーで「極度のストレス下で自分をコントロールできないように感じ、その恐れからパニックのようになっている時」のサポートレメディとされています。
フラワーエッセンスレパートリーでも「時には人は自らの生の重さに耐えかねるような時がある。」とチェリープラムの解説に書かれています。
理性では制御できない「ふと浮かぶ考えや行動」の衝動を感じたり、その衝動に突き動かされる時。
そんな心の「感情コントロールがうまくいかない時」や「感情や理性のコントロールを失うことへの恐れから自己を守ろうとしてさらに状況を強く握りしめようとする時」
チェリープラムの白い花のエネルギーが心の中を照らして、精神的な混乱を整えることをサポートしてくれます。
高い自己への繋がりを結び直して信頼を回復するとき、心は安定します。
例えば
・妄想を大げさにふくらませたり、泣きわめいて取り乱したりする時。
・感情が高ぶって、発作的に暴言をはいてしまう時。
・暴飲暴食がやめられない時。
・理性を失って自分や相手に衝動的な行動をとってしまう時。
・自暴自棄になって破壊的衝動のある時。
・子育て中の方や介護中の方で怒りが爆発したり、感情に流されて取り乱したりして優しく接することができない時。
・感情が高ぶり、ものを投げたりわめきちらしたりとかんしゃくを起こすお子さん。
・遊んでいるうちに興奮してきて、噛みつくペットくん。
・不安から不適切な排泄や破壊行動、過剰な吠えをコントロールできない状態のペットくん。
このレメディを採ることで心の中が整理され、感情の爆発や張りつめた気持ちが和らぎ、精神のバランスが取り戻されていきます。
そして、落ち着いて物事に対処できるように手助けをしてくれます。
「気持ちを変えられず感情が高ぶり、発作的に行動したり取り乱したりしてしまうなど、心のコントロールがうまくできない不安や恐れのある時」って、とても大変な状態の感じですよね。
確かに、これ以上耐えられないストレスを感じている状態のレメディですが、日常生活をよく眺めると、思考や感情のコントロールが効かない時はそれほど激しくはなくても案外多かったりするのではないでしょうか。
・女性の方なら生理前にいつもより神経質になって感情的になってしまう時。
・ついつい食べ過ぎてしまう時。
・衝動買い。
・ギャンブル、喫煙、深酒など
やめようと思ってもブレーキがきかないような時はチェリープラムのサポートが適している状態といえます。
インターネットに過度に依存するなどもその範疇かもしれませんね。
寒くなってきました。
お元気に過ごされますように
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参考文献
『Bach Frower Remedies』
Julian Barnard 著
『心を癒す花の療法』
ノラ ウィークス 著
林 陽 訳
『バッチの花療法』
シェファー M 著
林サオダ 訳
『フラワーエッセンスレパートリー』
パトリシアミンスキー/リチャードキャッツ
王 由衣 訳
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