ご注意 ( 参照 フェチ )
わかりにくいですが
テーマ 『 字 』です。
まったくどこにも下りません。
大阪天満宮
『 天神さん 』
そのあとは
道修町の
少彦名神社 &『 神農さん 』へ …
以前勤めていた会社が本町で
歩いて20分くらいと近かったから
ランチや 仕事の行き帰りに
よくお参りしてたの
少彦名さまは お薬の神様
わたしの大好きな神様
ビルとビルの隙間の奥に
すっぽりと隠れるようにある
小さな小さなこの場所
拝殿からほんの数十歩も歩けば
そこは都会の喧騒の真ん中
だけど一歩足を踏み入れると
ふわりと静かな空気が漂っていて
とてもとても優しい 『 色 』を感じる
きっと …
氣の色 ね
こうして
真夏の大阪にて
寺社仏閣を巡る 行脚をしていた折
初めてゆく住吉大社への道を
おじさまに尋ねたら
『 ここの道をな。とにかく
ずーーっとずーーー っっっ と
ひたすらに真っすぐや 』
と 人懐っこい笑顔で誤った道を教えられ
( 真逆だったよ おじちゃん*
そして割とすぐだったよ … おじちゃん* )
はるるは都会の灼熱砂漠を
どんどん重たくなる気がする旅行鞄を抱え
二時間余り ひとり彷徨っておりました。
( 方向音痴なので馴れっこ … )
『 住吉さんは …
住吉さんは何処に御座しはるん … 』
歩くのも
迷子になるのも大好きだけれど
ほかにも行きたい場所があるし
汗いっぱいかいちゃったから
夜の予定までにお風呂にも入りたい
できるならば
懐かしの清水湯に …
そうしてお風呂上がりには
火照って乾いた からだじゅうに染みわたる
野菜ジュースをごくごく … っと
…
意識が朦朧とし始めた頃
蜃気楼のように
目の前に浮かび上がってきた看板に
はるるは疲労感と虚無感
そして絶望感をさらに強くした …
・・・・・・・
・・・・ カラアゲ
…
あり得ない
鶏のからあげとは
下味をつけた鶏肉に粉をまぶして
もしくはまぶさずに油で揚げたもの
その表記は
『 からあげ 』『 から揚げ 』
『 唐揚げ 』『 空揚げ 』
『 唐あげ 』『 空あげ』
このいずれかが望ましい
いや
限定される
カタカナ表記は許されない
『 ヤキニク 』
『 オニギリ 』
『 オカズ 』 もいけない
肉ジャガ は大丈夫でも
ニクジャガ は許されないのと同じ
明快な道理だ (?)
とにかくいけない*
果たして
『 カラアゲ 』と書かれたものが
おいしいであろうか ?
わたしはそうは思わない。
だってそうでしょう ?
こんな大切な感覚を
共有することができない料理人と
奥深い味の感覚を共有することなど
叶わないと思うでしょう ?
いえ
だけれど
そうではなくて
わたしがこだわるのは味ではなくて
その感覚 それ自体なのだろうと思う
きっとわたしは
じぶんの作るおいしいお料理をアピールし
愛してもらうための看板に
『 カラアゲ 』 と
書いてしまえるその感覚の持ち主とは
そのほかのあらゆる感覚・感情をも
分かち合えない 相容れない と
無意識のうちに判断しているのでしょう
きっと
そして同時に
半ば自動的に
深い虚無感に襲われる
だけど 。。。
こ~んなこと言って
お店に入ってみると
たぶん
めちゃくちゃ気がよくて
楽しい『 大阪のおっちゃん 』
だったりするのよ
それで仲良くなっちゃうの
ふふ
( ちなみに 。。。
できることなら鳥ではなく
鶏 と書いていただけたらとても嬉しい )
そんなこんなで
紆余曲折を経て
くらくらしながら
ようやく辿り着いた 住吉さん
ずうっとね
この まあるい太鼓橋を
渡ってみたかったの
着いたのは 閉門30分前
相変わらず
わたしは持ってます♪
じぶんのこういう
おめでたいところが
好き*
住吉さんの手水舎は
うさぎさん
お口から
竹筒にお水を注いでくれてます
太鼓橋の上のわたしの影
下に行くほど大きく太くなって
ちいさな傘が
まるでトトロみたい*
早々の閉門で
名残惜しく住吉さんをあとにして
嬉しい一日乗車券で
無駄に南港ポートタウン線の
無人列車に乗って
夕暮れの景色のなかに
切れ切れの海を探しながら
のんびり梅田まで
きれい …
サンフラワー号
みっけ
いい旅でした
゚・*:.。..。.:*・゚゚ 忘れてないよ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・