札幌で猫との幸せな生活を研究している水野と申します。
ここしばらく、ちょっと思う事があり
私が思う『保護猫』について
書いてみようかと思っています。
そもそも『保護猫』って何?と考えた時
人間が作り上げた、本来は存在しない
猫の種類、って事になると思っています。
当然、『野良猫』も然り。
そう言った名前を付けたのは人間側であって
猫側にしてみれば、かなり迷惑な話。
迷惑ではあるけれど、現状では
その分類が不可欠でもある…悲しい事に。
猫は元々日本にはいなかったと思われます。
一説には飛鳥時代の頃に、中国から
渡ってきたとも言われています。
そこから現在に至るまで
穀物を守る役割を持った猫もいれば
位の高い人間に飼われる猫もいて
猫が増える事により、街中に自然と居つく
『野良猫』のような猫も現れたと思われます。
その頃もきっと、今のように餌をもらったり
庭に粗相をしたり、いろいろあったと思います。
『ペット』の概念も今とは違うし
生活環境も違うので
現在の事情と一緒に考えてはいけないと思っています。
何故、外に出してはいけないのか。
何故、避妊去勢手術をしなければいけないのか。
一昔前であれば、それでも問題はなかったけれど
一昔前と『現在』の環境はまるで違っているし
人の考えも結構変わってきている。
外を自由に出入り出来る環境は理想であるけれど
猫にとってそれがどれ程危険か知ってますか?
生命を生み出す能力を奪ってしまう行為を
好き好んでしていると思いますか?
一見、猫の自由を奪いまくっている行為だけど
『今』と『未来』の猫の幸せを考えた時
そうせざるを得ない現状を知っていますか?
本当に身近な猫の事が大切なら
『今』だけじゃなく『未来』についても
思いを馳せてみて下さい。
そうすれば、理由が分かると思います。
今後、徐々に『保護猫』がいなくなる、はず。
それは都合悪い事を『抹殺』してしまうのではなく
そう呼ばれる【存在】がなくなると言う事。
猫は保護される存在ではなくなる。
それが当然である世の中になって欲しい。
…ちょっと最近、保護猫(犬もそう)について
気が重くなる出来事が多いなと。
全員の認識が一気に変わるのは無理だろうけど
早く変わって欲しいなと思います。