草刈オリンピック | そらむぎ通信

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山梨県北杜市で無農薬・無化学肥料で野菜・お米を作ってます

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目標、2週間に一回の更新を言っておきながら、5月を最後にずっと更新できませんでした。ブログをのぞきに来てくださっている方、すみません。
山梨はお盆を過ぎたころから急に涼しくなりました。これで、少し雑草の伸びるのもゆっくりになりそうなので、草刈の手を休めて、これからはブログを更新できそうです。


わたしたちの住んでいるところは、八ヶ岳南麓に位置していて、言わば山の斜面。
平らなところがありません。そのため、どこの畑も段々畑になっていて、畑の下にはほとんどの場所に「のり面」があります。「のり面」=「土手」の草は上の畑の耕作者が刈る、というのが暗黙の了解で、借りたからには、土手草も刈るという作業がもれなくついてきます。この「のり面」、場所によっては畑よりも、広いところもあって、厄介です。
斜めの斜面を「刈り払い機」という草刈機で草を刈って、刈った草を集めて運び出すのですが、この作業は、ひとつの畑でだいたい半日から1日かかります。今年は、大小ありますが、11箇所の畑や田んぼを借りているので、ざっと10日間かかります。
で、夏草の成長の速さときたら、一日で数センチ伸びるので、夏は最低でも1ヶ月に一回は刈ったほうがよいなぁと考えると、これだけで月の半分近くを使うことになります。なんてことは現実としてあり得ないので、結局は、土手は草だらけになってしまっています。土手草刈りが仕事ではなく、野菜を作るのが本業なので・・・。

なので、夏に農業の応援に来ていただいた方には、なかなか手のまわりづらい「刈り払い機」での土手草刈をやってもらっています。
ちょっと危険な道具なので、十分注意していただきながらですが、(写真は応援に来ていただいた方です。男女問わず、希望される方には挑戦していただいてます)やっていただくと、土手もきれいになるしで、自分の体もちょっとだけ休ませられるので、本当に助かっています。
田舎に住んでいる人は、みんなこの草刈作業をしていますが、作業をしているのは、ほとんどがお年寄りです。自分たちでも結構体にこたえるこの作業、お年寄りには、本当に大変な作業だと思います。

そこで、若い人がこぞって刈り払い作業に来るよい方法を考えました。
刈り払い作業をオリンピック種目に!どうでしょう。

先日終わったオリンピック。ほとんど見ることができませんでしたが、あんな風に盛り上がる競技になれば、「ぜひ、強化合宿に貸してください」なんて、我も我もと刈り払い作業をしに来る、ってことはないでしょうか。スキーやスノボードをやるように、みんなが田舎に来て、刈り払い機の練習をすれば、畑や田んぼの景観もよくなるし、お年寄りも助かるし、そこから農業にも興味がわいて自給率が上がったりと・・・。

競技は、草を刈るスピードと刈った後のきれいさを採点。長距離、短距離の種目があって、長距離はやっぱりアフリカ勢が強かったり、山梨学院大学には、マラソン以外に刈り払い留学でアフリカから留学生が来たりと・・・。刈り払い機も競技用の超軽量や、金メダリスト仕様ができたりと、どんどん進化して・・・。あー、いいなぁー、それ。排気ガスが出ないタイプの刈り払い機が開発されたり、振動のないのができたり、もっとメジャーになれば、楽な機械もできてくるだろうに・・・。あーいいなぁー。

なんてことを考えて、きれいになった土手を想像しています。
明日は覚悟を決めて土手草を刈りますか・・・。
久しぶりに書いたら、長々とくだらない内容になってしまいました。

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