やしの木こんにちはやしの木

覚書の意味も込めて、モデルマイノリティやヘイトクライムについて。ちょっと講義を受ける事があってので、書こうかと思いました。

アジア人に対するヘイトはパンデミックに始まったことではなく。歴史を通し繰り返し行われています。

アメリカの歴史を通して、差別は行われてきたし、hate crimeの被害者となった方達がたくさんいます。アメリカのアジア系に対するヘイトクライムやヘイトインシデントは、白人によるものが多いけど、実際ニュースでは、黒人による犯行を中心に報道されているそうです。かなり偏った報道になっているそうです。

このビデオの中で紹介されています。



ある時、友人だった子が「日本人(日系アメリカ人)は戦後の苦難を乗り越えてきたのに、黒人の人達は平等に権利が与えられた今でも、苦難を乗り越えられないでいる」と話していて、驚いたのを覚えています。衝撃的だったけど、正直反論する言葉も出ず…ただモヤッとして、随分な言い方だなと思いました。


この記事を読んでいて、そうそう、この違和感だったんだなと思いました。社会学者のウィリアム、ピーターソンがニューヨークタイムズに書いた記事に、アジア人は社会保障も受けずに自分達でやれている。特に日本人は法に従い、働き者、教育も受け、身なりもしっかりしていると褒め。特に黒人と比較して、黒人は問題マイノリティだとし、マイノリティの仲も険悪にするものであった。


実際にアジア系の人たちのバックグラウンドも多種多様で、勿論貧困層から富裕層まで、さまざま。言語や文化、宗教なども異なるけれど、アジア人という括りで1つの人種扱いされる。また社会保障などのサービスへのアクセスのしにくさや組織的な差別を受けていても、モデルマイノリティだからというMythによって、そこに光が当たることない。それが問題だと。


どこかで、アメリカ在住のアジア人か日本人は、白人に同化し易く、自分がアジア人ということ忘れがちだ、という研究結果かなにかを読んだことがあります。自分がなく、流される感じなのかな…非常に残念だけど、アジア人は白人に同化しやすいということはしっくりきます。時々、アジア人なのに、白人主義のような発言をする人を見かけるのは、この同化し易さと、モデルマイノリティに仕立て上げられたことに関連しているのかもしれないと思いました。


時々、アメリカ在住の日本人の中に、敢えてモデルマイノリティである、そこに嵌るような振る舞いみたいなものが見え隠れし。日本人として、この国や人に受け入れて貰おうと必死というか。勿論、法に触れることは論外なのですが、正義を振り翳して…自分は人生の中で、間違えたことは1つもしてこなかった、かの様に、違法移民や違法労働者を非難している…のをみると、どことなく居心地が悪くなります。この居心地の悪さなんなんだろう 笑。


話が逸れた感じはありますが…。

南米系だから、黒人だから、と人種ベースで一括りにしてみる事自体問題だし。反対に、日本人だから真っ当に生きている、という考え方もかなり問題だと思うんですよね。同じアメリカ在住の日本人の中にもかなり法に触れるような生活している人たくさんいますからね。日本人として誇りを持つことと、他と比べて自分の人種を持ち上げることは、異なりますからね。どんな事にも、良い面や悪い面があって、完璧ではない。完璧ではないからこそ、バランスが取れていると思います。ただ、この良い面と悪い面をバランス良く統合できないと…さまざまな問題が浮上し易くなりますが…苦笑。


この話しは長くなりそうなので、やめておきます。チャオ〜口笛





https://www.nationalgeographic.com/culture/article/asian-american-model-minority-myth-masks-history-discrimination


https://www.huffpost.com/entry/model-minority-myth-work_l_60772adbe4b01654bb798ee8/amp