いや… 全くその通りだなと。中部のある州とカリフォルニアの身体的虐待の定義が違うな、と思ったんです。カリフォルニアは、「平手打ちでマークを残さなければ身体的な虐待ではない」
中部のある州では「身体的な体罰によって怪我した場合は、身体的虐待にあたる」
で、
身体的な体罰で、子どもに何が起きるか?
何も良いことありません
ここに↓出ている調査結果からは、追跡調査は必要だとしつつも、法で禁止されている国の方が、仲間や友人に対する暴力が少ない傾向がある。
これは、暴力を容認しないという文化的な要因が大きいのかもしれない。叩くことが、ベストなペアレンティングではないと思っている。
体罰は、攻撃性、非行行動や精神疾患と強い関連があると示された。
体罰を受けた子どもは、仲間や友だちにも暴力的になる傾向がある。
等、書かれていました。
バンデゥーラのセオリーでも言われいましたよね。暴力的なシーンを見せられた子どもは、攻撃性が増すって…
以前ヨーロッパのある国(体罰禁止の国)出身の人をセラピー中に、その方に「親に軽く叩かれた事があるけど、アメリカでいう虐待というものではないんですよ」「アメリカは大袈裟だから、なんでも大袈裟に取り沙汰される」と説明された事がありました。私は彼女の言うことが、感覚的なものだと思うけど、理解できるんですよ。
私のアメリカ人のSVは、それを聞いて「それは虐待だよ」と、強気な姿勢でしたが…凄く違和感だったことを思い出しました。こんな言い方すると誤解が生まれるかもしれませんが、成人してて、その時点で、本人が全く虐待にあったと思っていないなら、それをそのまま受け止めるのがセラピストなんじゃないかな。勿論注意して話しを聞いていかなきゃいけない。で、話しをしていく中で、虐待だったと言い始めるかもしれないし…セラピストの考えを押し付けたらアカンだろ。そういうのを「誘導」というんじゃないか?!と思っていました。こんなこと当時のSVに言えませんでしたけどね(笑)。
勿論、幼い子どもの場合は、詳しく話しを聞いて、判断しなければいけないことがあるのですが。
いまふと思ったのですが、アメリカは自己一致できていないのかなぁ。法的な在り方から、暗に親からの体罰は認められている割には、虐待反対!という…言動が一致しない。言っていることと、やっていることが一致しない、矛盾しているから、社会的な問題が悪化するのでは?!← これ、私の勝手な仮説 (笑)。アメリカの病理だと思うのです。こんなこと言うとアメリカ人やアメリカ好きな人に嫌われそう〜(苦笑)
まぁ日本も本音と建前の文化ですけどねー。