こんにちは![]()
はい!読書のお時間です
こんなブックレビューコーナーいつまでもつのかなぁ。それ程、読書も進んでいないので、すぐ終わるなっ
さて、コロナ禍だからと思い、カミューのペストを読んでいたのですが、
あまりにコロナ状況が類似し…怖くなって、中止しているところです。
でも、「怖くて眠れなくなる感染症」と言う本は、確かに怖いのですが、もう少しコロナと距離を取れたので、なぜかサクサク読むことができました。
この本の著者は岡田晴恵さんと言う方で、感染症免疫学を専門としていて、国立感染症センターの研究員をされていた方です
様々な感染症ついて、詳しく書かれています。
一部を紹介すると、エボラ出血熱、MERS、デング熱、ジカウイルスなどなど盛り沢山
多くの感染症に対して、ワクチンや治療法が確立されていないことも多いのが現状です。
要は、私たちが、直面しているのはコロナだけじゃないってお話なんですが
感染症の影響で私たちの住んでいる環境も大きく変えられたのは事実で、黒死病でユダヤ人が大量虐殺されたこともあります
また人口の減少で農業地図まで変わったそうです
そしていまだにパンデミックを繰り返している感染症も多くあるのが実情です
世界で唯一撲滅できた感染症は天然痘
1980年にWHOが撲滅宣言しました![]()
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実は、これほど多くの感染症が存在してますが、何年もかかっても、その多くは撲滅できないのです。多くの感染症は、コウモリや蚊を媒介としていることが、大きなマイナス要因です
天然痘は人と人が感染ルートだったので、ワクチン投与を中心に取組む事で感染を減少させることがでました。しかし媒介物がある感染症の場合はより多くの要因に対応しなければならず、撲滅させることが難しいようなのです
ただ、感染症の出現も悪いことばかりではなく、もしかすると私たちの存在にとって必要なのかも知れないという説もあります
それは、黒人に多い鎌状赤血球症という、赤血球が三日月型になってしまう血液の病気があるのですが、マラリアの多い地域アフリカなどの地域に多く保有者がみられることから、深い関係があると言われています
つまり、マラリアのない地域では、鎌状赤血球症保有者は生存率が下がってしまいますが、マラリアの多い地域では生存率に一役買っているという説があります
でも決して、コロナに罹患すれば良いなんて思っていませんけどね
感染症に関してではありませんが、鎌状赤血球症について触れてるドキュメンタリーがNetflixにあります。面白いので観てくださいね![]()
このドキュメンタリーは、遺伝子配列が変化する仕組みについて描かれています
歴史を振り返っても、私たちは感染症の影響を多大に受けているので
今後、コロナが私たちの生活をどのように変化させていくのか、今の生活がいつまで続いてしまうのか、いろいろ考えさせられますね



