さて、本日は、昨日とある上司と話した内容を記したいと思います。


とある上司とは、自分の直属の部長であり、まもなく定年退職される方です。

定年退職を迎えるにあたって、今まですごしてきた会社人生を振り返りながら、 

今までの苦労した話や後悔した話などを語られました。

 そこには、彼の約30年以上のサラリーマン人生を通して伝えたいメッセージや教訓など

多くを学ぶことができました。

 話をここで全部書いてしまうとグダグダになってしまうので、箇条書きで要点だけまとめました。


1)上司の仕事に対して明らかな間違いを見付けた場合は、出来る限り指摘すること。

2)自分でこうと思った道を信じて突き進むこと。

3)上司も十人十色であり、信用できる上司を見極めること。

4)若いうちは、なんでもいろいろ吸収して学ぶことをやめないこと。

5)1日30分でもいいので、常に継続して勉強すること。


 メモを取りながら話をきいたわけではなく、雑談から転じて、いろいろな人生論の話になったので、あいまいな記憶から、雑多な感じで思い出しながら書き上げました。

話していた時間は2時間30分くらいでした。


補足をすると、


 1)上司の仕事に対して明らかな間違いを見付けた場合は、出来る限り指摘すること。


 彼は過去上司の仕事上における間違いやミスを発見した時、もしそれを指摘したら、

上司に嫌われるのではないかと思い、そのまま見逃していた。しかし、その後、そのミスが重大な問題に発展することがよくあったので、どうして、あの時指摘しておかなかったのかと、いつも後悔していたという。

 だから、君も、上司のミスを発見した場合は、教えてあげるほうが、会社のためにもなるし、上司のためにもなる。ということです。

 

 2)自分でこうと思った道を信じて突き進むこと。


 いつも、他人の意見ばかりを気にしていると、いい仕事はできない。人の意見に耳を傾けることも勿論重用であるが、自分の意見・意思を持たず仕事をしていたら、自分は成長していかないとのことです。

 

 3)上司も十人十色であり、信用できる上司を見極めること。


 自分の歴代の上司の中には、様々な上司がおり、部下を信用して好きなように仕事をさせてくれた上司もいたが、責任を押し付ける上司、自分の仕事を潰してくる上司、自分が作った資料を勝手に作り変えて自分の手柄にしてしまう上司、いろいろな上司と出会ってきたとのことです。

 私の現在に至るまので上司も、いろいろいました。

 やはり、いままで付き合ってきた上司の中で、一番嫌いな上司は、責任逃れをしたり、事なかれ主義の上司です。自分が起した失敗やミスなどを、大げさに社内に吹聴して馬鹿にしたり、嘲笑したりするんです。そのような仕打ちをうけると、もうその人のために仕事をしようと思いません。

 叱咤激励のために、わざと嘲笑したりするのではなく、本当に、人の不幸は蜜の味といわんばかりに、嘲り笑います。

 そんな上司にはもう会いたくないものです。

 そういう上司をちゃんと見極めて、この人こそ!と思った上司には、全力でぶつかり、いいところをどんどん吸収しろということです。


 4)若いうちは、なんでもいろいろ吸収して学ぶことをやめないこと。

 5)1日30分でもいいので、常に継続して勉強すること。


 若いうちは、なんでも挑戦してほしいとのことです。常に学び、常に考えることが重要だということです。たとえ一日30分でもいいので勉強をしろ、それを1年でも続ければ、した人としてない人とでは雲泥の差ができる。

学ぶことをやめてしまった人間は、怠惰に拍車がかかり、サボることだけしか考えなくなる。それが当たり前になってしまったら、もう終わりだ。常に自己啓発をして、自分を高めていきなさい。常に志を高く持て。


 この言葉が一番胸にしみました。ミスをしたら、そこから学び、そのミスをまた起こさないようにすることが重要です。ミスは誰でもする。しかし、同じミスを二回するものは愚か者だと。ミスを恐れずになんでも挑戦しろ、そしてそこから学べと。

 なんでもいい。とにかく勉強しよう!とこの時思いました。そこで、このブログを利用して、勉強したことをまとめていこうと思っています。



以上が昨日の話の要旨です。

時としては口調が強くなったり、時としては熱いものがこみ上げてきて、話が止まってしまうこともありました。


彼には、まだ今後も会社を引っ張ってほしいと思いますが、悲しいかな、定年で第一線を退かれます。残念なことです。しかし、彼の意思は、若手が必ず受け継ぎ、次代に伝えて行きたいと思います。