21日参拝とは正式には、
二十一日間連続神社参拝祈祷法。
特定の神社（産土神様か氏神様）に
21日間、続けてお参りすることです。
途中で1回でも抜けると、
また最初からやり直し。
そこに引っかかって、
最初聞いた時は、
私みたいに予定パンパンで、
毎日、出歩いてる人間には無理！
と思ったのですが、
よ～く、考えてみると・・・
神社まで車で往復すると参拝時間を入れても30分くらいやし、
できるかもと。
朝から出かける日は、30分早く出て神社にお参りしたらいいし、
どうしても朝が無理な時は、帰ってからお参りしてもいいわけやし。
出来ないと決めている自分がいるわけですね。
21日参拝を始めたきっかけは、
私の身近な人のことでした。
その苦しんでいる姿を見て、何とかしてあげたいと思うけど、
私がやることなすこと、すべて裏目に出る。
「こころのドアノブは内側にしかない」
自分で気づきを得ないことには、どうしようもないのです。
もうこれは、私の能力範囲を超えていて、神様にお頼みするしかないかなと。
私にできることは21日連続でお参りすること。
お参りの仕方は、普通の参拝と同じです。
手水舎を使う、参道の端を歩く、お賽銭、鈴を鳴らす、二礼二拝一礼
私はココロミガキワークショップで習って以来、ピカピカの5円玉をお参り用にしていますが、それを21枚、コインケースに入れて用意しました。
神様にご挨拶をして、
名前、住所、生年月日を言い、
日頃のお礼の言葉を述べます。
今日から21日参りを始めさせて頂きます。
or 今日は21日参りの〇〇目です。
本日も有難うございます。
という感じです。
自分の事としては、
「何らかの気づきをお与え下さい」とお願いしてました。
すると4，5日経った時、
毎日同じような時間にお参りができるとは何という幸せなことだろうと気づきました。
まず、自分が心身ともに健康であること。
そして、家族も健康であること。
爆弾が落ちてこない日本に住んでいるということ。
当たり前と思っていることが、
何という贅沢なことか。
ということに気付き、
感謝で胸が一杯になりました。
ちょうど、茅の輪くぐりもできました。
同じような時間に同じ場所にお参りしていると、
自然とゆっくりと観察できるようになります。
鳥の声、木々や土の匂い、
本殿の金色の玉串が風に揺れる様、
千木の金色が太陽に映えて輝く様、
を味わったり、
ときおり、
子供たちが通った小学校のチャイム、
JR線の列車が通過する音、
が聞こえたり、
いつもセワしく走り回っている私には、
自分と対峙するかけがえのない時間でありました。
自分がどれだけの人に愛され、許されて、今いるのか、
そういうことにも気づきました。
そしてまた、感謝で一杯になりました。
そして、最終日、
満願記念に御朱印を頂き、おみくじを引くと
なんと
大吉！！
あまり、大吉引いたことのない私がですよ。
さっそく、千年ノートに貼りました。
まだ、あります。
私がずっと胸を痛めていたその人は最近、人が変わったように明るくなってきたのです。
やっと大切なものに気づいてくれたかのように。
満願成就近し。
今はただ、「感謝」しかありません。
すべてのものに「感謝」！
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