「いや~ワタシね、昔っから不思議に思ってたことあるんです。
奈良の桜井市辺りが太古の大王たちの都だと言われてますけど、どーして一番大きな神社には皇祖神の天照大神じゃなくて、出雲系の神様が祀られているのか、理解できなかったんです」
「って、あんた応神天皇の話ちゃうん!?」と前のエントリーを読んでいただいた方、皆様のツッコミかと思うんですが、まぁ待ってください。ここから始めないと話がまとまらないんです![]()
もうね、私の話は中川家の礼二さん演じる大阪のおばちゃんが、皆さん(剛さん)に話してる感じだと思ってください。自分でもツッコミながらじゃないと説明できませんのや。
で、ワタシ関西弁わからないので、そこんとこはヨロシク
無責任♪
「だって変だと思いません?? 大王のお膝元に出雲の神様祀って、自分達のご先祖様の天照大神は20年近くお祀りする場所が決まらなくて、しかも畿内じゃない東国に神宮を置いたんですよ」
「まぁ、大和国から一番近い東の海に近いからじゃないんですかね。そこから太陽昇るし」
「もちろんそういうことはあるでしょうけど、だったらなんでまっすぐ伊勢に行かなかったんですかね。というか今はお伊勢さんの話じゃなくて、大神(おおみわ)神社の話なんです」
「あんたが振ったんでしょ
」
「ずっとずっと不思議に思ってきたわけですよ。三輪山というのがどうも王権にとってとても重要らしいというのはわかっていたんですが、なぜかがわからなかったので」
「大神神社の御神体が三輪山ということになってます。まぁ確かに崇神天皇の御代に三輪山の大物主が祟って災いが起きたからっていうんで、大物主の末裔の大田田根子(おおたたねこ)さんが呼ばれて、それで大神神社造って大物主を祀ったんでしたね。でも確か大物主っていうのは大国主の荒御魂って日本書紀になかったっけ」
「原田常治さんと小椋一葉さんという方の本を読んでわかったんですが、まさにそこが怪しいんですよ。色々調べていくと大田田根子さんって饒速日(にぎはやひ)の末裔らしいんですわ」
「饒速日って物部氏の祖神のお父さんということになってませんかね」
「そうです。そして饒速日さんは素戔嗚(すさのお)の息子です。原田常治さんによれば、全ては『神話』というおとぎ話にして素戔嗚をあんな悪役に落とし込む必要がなぜあったか、に収斂していくって言うんです」
「その話長くなりますか??」
「はい、おそらく…」
「私も用事があるんです。またにしてもらっていいですか?
」
というわけで続きます(^_^;)