3月20日と3月23日の2日間、さいたま新都心のさいたまスーパーアリーナに行って、フィギュアスケート世界選手権大会を観戦してきました。

反論シリーズちょい休みで今回は遠足の作文です(笑)

 

12年前に一度世界選手権を見に行ったことがあって、その時はたしか安藤美姫選手が優勝したのでした。

 

本当に久しぶりに見た国際大会は、やっぱりすごいんだなぁ…と小学生並みの感想しか出てこない情けなさです爆弾

 

競技を見るのも一昨々年の全日本選手権以来という経験値のなさの為せる技とお許しいただきまして。

 

以下、小学生の感想文。完全に忘備録です。

 

★3月20日 女子ショート

 

40人のエントリー。滑走順のタイムスケジュールを見たとき「うへぇ…」って正直思いましたよ。

15:05に第一グループの6分間練習が始まって、第七グループの最終滑走ロシアのアリーナ・ザギトワ選手が20:56終了予定。

これ絶対退屈する!!(確信) ろくじかんもあるし!!

12年前の記憶を遡るとわりとうんざりした記憶が残ってるんですよね。

しかも席は私一人。両隣知らない人です。

なのでタイムスケジュールの他にもどのコーチに習ってるかとか、どんな曲で滑るのかとかどんなジャンプを飛ぶ予定なのかとか、そんな予定表みたいのも印刷して持っていきました。

これが案外有効だったのか、退屈しないで見られまして。わりとあっという間に注目選手の集まる第六グループになっちゃった印象。

下位グループはやはり点数も伸びないし、なるほど飛べるジャンプの種類も限られているみたい。スケーティングが上手かというと、どうかしらとも感じました。

しかし3回転3回転のコンボジャンプはほとんどの選手が飛べるようになっていました。実際試合では失敗しちゃっても飛ぶつもりで予定に入れてきていました。

またこの40人の中で上位24人に入らないとフリーに進めないという足切りがあるんですが、足切り点も以前よりずっと高くなっているのだそうです。

世界選手権に出てくる選手たちはみんな各々の国内大会の優勝者たちなのだなーとしみじみ。

上位争いには食い込んでいない選手たちの間でも、レベルが格段に上がってきていることがよくわかりました。

中には羽生選手のように自国を離れ、ロシアや北米といったフィギュアスケート先進国にスケート留学している選手もたくさんいて。

たとえ望んだ成績は残せなくても、あるいはシーズンベストを出してでもフリーに残れなくても、世界選手権のリンクに立つこと自体が選手たちの大きな目標だったのだろうなぁと、この競技を支える裾野(と申し上げるにはあまりにもトップだけど)を見て、少し感激しました。

だいたい40点台後半から50点台後半の間の点数で推移していた大会ですが、第六グループになるといきなり70点台が出てきて、平昌五輪女王ザギトワ選手が82点!! 今シーズン色々不調そうだった彼女の凄さを初めて知りました。

日本人の3選手も頑張った!! 坂本花織選手のスピードとジャンプの高さが印象的。宮原知子選手は回転不足取られたのかな??な点数。紀平梨花選手は大技のハイリスク・ハイリターンを思い知らせてくれたかなー。

印象に残ったのはカナダのガブリエル・デールマン選手。

点数は思ったようには伸びなかったけどメンタルの病気などと戦いながら、ワールドにまで来た選手。

すごいスピード感あるスケートだったなぁ。弾丸娘って感じだったです。すごく好きなタイプの選手に出会えて嬉しかったグラサン

 

 

★3月23日 アイスダンス フリーダンスの後半&男子フリー

 

アイスダンスを競技で見るのは全くの初めてさんでした。

それがですねー。これ、アジア人には向かない!! 絶対向いてない。

とにかく見てて恥ずかしくなるレベルでカップル(というのです)がラブラブラブラブラブ

6分間練習前、リンクに並んで各カップルを紹介する前、選手たちは互いのカップルと手をつないで見つめ合ってるんですわ。

「こ…こいびとどうしですか!?」

そして競技後とにかくカップル同士で抱き合う。

互いに健闘を祝福してるんだろうけどラブラブにしか見えない。

欧米の映画みたいですよ。

だから、てわけでもないのかもしれませんが欧米の選手たちばっかりでしたね(笑)。

(アジアからは日本チームと中国チームだけでしたが、日本チームはフリーダンス前に足切りされてて残念)

優勝したのはフランスのパパシゼとか呼ばれている神カップル。

ヨーロッパ選手権五連覇!! 世界選手権の優勝も四度目とか。

ガブリエラ・パパダキス選手とギョーム・シゼロン選手はフランスのカップル。

なんだかわかんないけど飛び抜けて上手だったのはわかりました。

 

で、17時半くらいから男子フリー開始。のっけっからイスラエルのビチェンコ選手です。大ベテラン!! 競技後客席にいてもわかる不思議な存在感(笑)。

そして日本の田中刑事選手。頑張ったと思うよ。

ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手略してラトデニくん。(それまでデニスといえばカザフスタンの故えーんデニス・テン選手のことでしたからね)

ラトデニくん端々に師匠の影響を感じるんだけどなかなかジャンプが決まらないのがなぁ。師匠のランビエル先生(男前)が羽生くんにジャンプ失敗の原因を相談したというくらいらしい(;・∀・)

高祖母が日本人というカナダのキーガン・メッシング選手も、とても素敵なんだけどなかなか点数が伸びなくて。

そんな中結果6位に入ったロシアのコリヤダ選手ですが、かねがねやればできる子だと思っていたとおり!! ただ御本人はあまり浮かれる様子もなく全く表情を動かさない!! 笑わん殿下とか昔きいたことあるけど、その言葉を思い出しました。てゆーかコリヤダくんあんまりにも無表情だから、ウルトラセブンに出てくる人類に擬態した悪い宇宙人みたいだと思いました。⬅酷い

 

男子を見てて感じたのは世界的に見てフィギュアスケートというのがそれほど裾野の広い競技ではないということ。女子ショートを見たときとは全く逆の感想みたいですが、もともと男子フィギュアはやはり競技人口が少ないんだろうなと。

前述のビチェンコ選手も出身は旧ソ連圏のウクライナだし、スウェーデンのマヨロフ選手もご両親はロシアの方だとか。

ある意味猫ひろしさん方式でロシア由来の選手が他国から出てる的なこともあるのかしら。

まー所詮フィギュアスケートはヨーロッパ貴族のスポーツということかなー。

 

なんてこと言いながら表彰台は中国系アメリカ人二人と、日本人でしたね。

細かく点数を積み上げてくってのがアジア系に向いているのかなぁ?? 

 

いやー。宇野昌磨選手や羽生結弦選手が滑ってるだけで特別感がないってのは、さすが世界選手権ですねー。これが全日本だとこうはいかないです。滑ってるだけでステーティングの上手さが際立っちゃうんですよね、国内大会だと。一度国体で荒川静香選手を見た時は腰抜かしましたものねー。明らかに世界が違って。うんうん。

宇野くんなぁ……。実力が発揮できなかったかなぁ。残念。精彩を欠いていた感あり。

そんなふうにのぺーーーーっと見ていたのですが、羽生選手が4回転ループを決めてから心臓がばくばくし始め、手のひらに汗かきました。

正直羽生オーラはあんまり感じなかったんだけど、足首でしっかりジャンプを受け止める印象のランディングに感心しましたねー。

ところどころドヤ感もあり、羽生満喫(笑)。

演技後のプーシャワーについては…ちょっと次の選手がかわいそうで、そろそろ規制するべきかなという気もしました。

今回はお勉強もできて大学が春休みだから世界選手権に行ってもいいよって言って来たアメリカのネイサン・チェン選手の圧倒的な優勝!! ネイサンしかもイケボwww むっちゃずるいwwww (だから衣装くらいダサくないとね、とか酷いこと言われてます)

羽生選手が2位でもあんまり悔しくないのは、羽生選手が完璧にこなしてもネイサンのプログラムの基礎点に及ばないのがわかっているからなんですよねー。ネイサンの4回転ルッツの出来栄え点見て笑っちゃいましたよ!! すばらしい成績でした!! おめでとうネイサン・チェン選手!!

 

それと面白かったのが、私の後ろの席の人達が所謂「羽生迷」と呼ばれる中国人羽生ファンだったこと!! 元気でしたねwww

羽生人気すごかった。圧を感じました。

 

追記 一観戦者としての私は羽生選手の成績にむしろよくフリー頑張ったと思っていたのですが、ご本人は相当悔しかったみたいですねwww 負けは死も同然的なこと言ってて、羽生語録頂きましたと苦笑。まぁそうじゃないと競技者じゃないですよね。