大和橘を植樹し、活用する地域活動をされている知り合いに、大和橘の実を頂きました。







鮮やかな橙色、良い香りがします。

金柑とは違い、みかんを小さくしたような形。それもそのはず、橘はみかんの原種とも。「左近の桜、右近の橘」という言葉はお聞きになった方も多いと思います。京都御所の紫宸殿に、橘は桜と共に今でも植えられています。不老不死の薬効があるとされ、長寿を寿ぐおめでたい常緑樹。垂仁天皇と田道間守の伝説、非時香果実(ときじくかぐのこのみ)としても有名。

橘は花にも実にも 見つれども いや時じくに なほし見が欲し 大伴家持 万葉集巻18-4112



橘の文様







私が所有している、橘柄も入った総柄の小紋。バザーで購入したアンティークです。小さめですが頑張って着ています。以前京都の大山崎山荘美術館で、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」の展覧会があった際に、バラの柄のビーズのバッグを持ち細雪のイメージで着ました。恥ずかしながら、お袖も長く良家の子女気分。