ロンドンハーツの格付けは、数多の落ち目芸能人の駆け込み寺として有名だがしかしいっぽうで、うまいこと時流に乗れず逆にそこにあった地位から落ちていってしまったひともいるのだが、そのひとたちに関してはあまり知られていないし、特に誰も知りたくもないだろう。

芸能界とは、というか、芸能界を消費している一般市民の目というのは、そういうものだ。


などという、前置きを考えてしまったのは、あの、有賀さつきがとつぜんこんなオソロシイ番組に出ていたからで、そんなところに出るのだから当然、


これからあたしをどんどん叩いてやってちょうだい


といういさぎよい姿勢で臨んでいたと思ったのだが、まったく違っていた。



元女子アナ(この、女子、という命名には常々疑問を抱いているのだがそれは置いておいて)がアイドルなどと言われるのもおかしな話だが、そもそもあのころ、それを言われている側からしてわたしたちアイドルだし~みたいな感じでテレビ業界に君臨していた感じがするのが大いに疑問であった。まあ、バブルだったこともあるし、多少は許そう、と思って久しい。


しかし現在、バブルなどとうのむかしにはじけ、「想定済み」な時代の寵児は捕まるわ、石油はどんどん高騰するわ、日本が沈没するとかまでは囁かれないまでも、そこここに漂うムードは堅実一色。エロカッコイイコウダクミだって、性のカリスマ杉本彩だって、料理が超うまかったり、大阪のおばちゃん風だったりして、ちゃんとじぶんの居場所を広めにとっとります。


で、あるからして、ただたんにもてていたとかかわいかったとかかしこかったとかいうだけでちやほやされた、かつての

ふるいバブリーなにおいをことさらにまとう人たちに世の中が向ける目線は、


イロモノ


でしかない(※青田典子のカシコサ?を見よ)。

そんなところにのこのこ?出てきて、今更、格付け10位にショックを受けているようではまだまだ甘い。というか、離婚の原因が、


言語の違い


・・・・・。

そういうことを、テレビで言うと第二の杉田かおる(あるいはマリアン、あるいは近藤サト)になると、ふつうならわかりそうなものだが、養育費も貰わないし、だいいちあたしは元フジの飛ぶ鳥落とす勢いのアイドルアナだし(不倫で大変だったけど)だいじょうぶ、などと考えたすえの会見だったかどうかはわたしは知らない。


でも、テレビってところは、見ているだけでもタイムラグのはげしい世界、


いったん第一線から退いた人間にとっては、まるで浦島太郎的危険性のはらんだ場所である。


いささかさつきさん・・・・


時代が・・・


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