みのさんについて注目した記事を書いたこともあり、年末は昼間から紅白関連番組をばかのように見続けた自分。むかし、とつぜんボランティア精神に目覚めて「二十四時間テレビ」を見続け、学校の先生に叱られたことをうっすらと思い出した。


そんなことはいい。「スキウタ」とかなんとか恥ずかしいネーミングつけてNHKもいろいろ頑張っていたらしいが、そのわりに、批判されてた「お決まりがんじがらめ台本」はちっとも改善されてなかったらしく、みののアドリブすら「15秒」とか「20秒」とか書かれてたらしい。アドリブにまでタイムキーパーがつくんだ、NHKってとこは。

結局ことはそんな簡単にいかないわけで、美川憲一のオーストリッチのながーいしっぽのついたご自慢の衣装も曲紹介カットのせいでテレビに一秒も映らず(ポルノグラフィティは曲紹介カットの苦情すら寄せることも出来なんだ)中島美嘉のあと二秒足らずでとつぜんド演歌風雪流れ旅の伴奏がかかるとか、なんか無理矢理でいっぱいいっぱいな時間運びになっていた。ていうかそれってみののせい?みのはみので、緊急入院して腰の骨をドリルで削ったっていうのを朝ズバ(生、じゃなかったね)でせつせつと語ってたけど。自分的には「思いっきりテレビ」にみのさんの代わりに羽鳥キャスターが出てて、しかしこれが案外しくっりきてたのがおかしな発見だったのだが。


しかしもっとも今回哀しい思いをしたのは紅白初出場のWatじゃないだろうか。

段取りだかなんだかしらないが、スタッフのカメラがスタンドマイク倒しといて(しかもさびで!)、終わった後山根基世アナのコメントはまずかったなあ。

「生放送は、いろんなハプニングがありますね」ってあんた。自分側のスタッフだよ、マイク倒したのは。

しかしここでもみの節。ずいぶんあとになって、わざわざふたりを呼んで悪かったね~とか言うあたり、さすがはみのもんただった。ていうかそれ普通。それが言えないんだからやっぱりNHKはきついよ。いろんな意味で。だいいちスキウタってあれなんの意味が?上位の橋幸夫とか島倉千代子出てないし。一位ってほんとに『世界に一つだけの花』?もしかして氷川きよしちゃうの?来年もまたスキウタってあるの?だけど結局同じ歌書くしかなくない?まーいいんだけど。壮大に時間と金かけた割りにずいぶんやっすいドラマになっちゃった『里見八犬伝』とか、民放もひとのこといえないからなあ。年末年始、いろいろ楽しんだよ、ほんとうに。