FOMAのCMに長谷川京子がお目見えして、随分になる。
第一回のコンテの、その名も「京子さん登場」。
テーマは、「悪友のあつまりに途中から参加してきた友人のひとり」。

こんにちは、はじめまして。とにっこり笑って登場したハセキョーに、
場内騒然。

かっ、かわいいぜ・・・
かわいすぎるぜ・・・

の声を聞きつけ、テレビ電話で間抜け顔をさらしていた坂口憲二
までが、色めき立つ。

セカンドバージョンは、「キャラ電でもりあがる」。
女友達が電話をしたらハセキョーがシャワーを浴びていて、
「ごめんいまシャワー中だから」のあとにキャラ電スイッチ。
シャワーあびてんのならわざわざテレビ電話に出なくとも
いいんじゃねえか?

しかも、「キャラ電でもりあがる」じゃなくてこの場合、
ハセキョーのシャワーシーンでもりあがるじゃねーか?

あるスポーツ紙に、「街を歩いていても誰にも気がつかれない、
オーラのない女優」なんて囁かれたハセキョーである。髪を切って、
生保でヘンなカンフー踊り踊って、やっちゃった・・・とも。
『Mの悲劇』で起死回生も、合間のFOMA・CMで棒読みの笑顔振り
まかれると、なんとなく「ナゾの悪女ぶり」もなんだかな、
という感じではあったのだが。

しかし知らぬまにFOMA一連CMは続いていたのであった。
『ホラー映画篇』。

長「あら憲二くん、また残業?」
憲「結構忙しくてね」
長「お疲れ様」
憲「で、なんとなくふと、京子ちゃんなにやってんのかなあって思って」

なんとなくふと、なにやってんのかなあって思ってって
言い方が気になるけど、もっと気になるのは、次である。

ホラー映画を観ていたハセキョー、坂口に一言、
ねえ憲二くん、しばらく一緒にいてくれる?テレビ電話で。
・・・・どうやって一緒にいれるんだろう。テレビ電話で。
しかもよくみるとケンジクン、会社の休憩室でひとりで電話にむかって
喋ってるんだよね。お前自身が怖くないか。なんか。

友達のかわいい友達を気に入った憲二くんである。
会社からテレビ電話。ミエミエである。その憲二くんに、めっちゃ
甘え声で、テレビ電話で一緒にいてくれる?と無理なお願いをする
京子ちゃんである。清純そうに見えて、じつはかなりのしたたか女
である。しかも横には、女友達と父さん。うーん。悪女ポテンシャル、
かなり高し。

内側からオーラがないのなら、外側から固めよ!の鉄則にのっとり、
やたらめったら周囲は彼女をもちあげてるが、このさい清純派で売る
のをやめて、当たり役ミサ(『Mの悲劇』)の路線にチェンジした
CMが見たいのだが、どうでしょう。ドコモさん。