22日に前方花道寄りで観劇。


輝虎配膳
主役は輝虎(愛之助丈)だと思うけど、見せ場があるのは越路(秀太郎丈)とお勝(雀右衛門丈)。
輝虎が着物を脱ぎまくる場面で笑いが起きるのは仕方ないかな。「何枚着とんねん!」って思うもんな~。
寒い国でたくさん着込めるくらい地位が高いことを表してると聞いたことがあるようなないような…
3~4枚まとめてバッと脱ぐわけにはいかないんだろうか。

 

戻駕色相肩
禿たより(莟玉丈)が可愛かった。それに尽きる。
正直、舞踊は途中で眠くなることも多々あるが、禿が可愛すぎて眠くもならなかった。
劇中で、改名のご挨拶がある。
時蔵丈の立役は久しぶりに見た。
貴公子役が多い梅玉丈が石川五右衛門。いつも上品な梅玉丈がガラッパチに見えるのは流石。
駕篭かき2人が喧嘩を始めてしまったが、禿ちゃんは無事目的地に届けてもらえたのだろうか?


金閣寺
松永大膳(鴈治郎丈)、此下東吉(扇雀丈)、狩野之介直信(芝翫丈)、十河軍平(愛之助丈)、雪姫(壱太郎丈)が初役だそうだが、まとまっててよかったと思う。
愛之助丈の赤っ面を久しぶりに見た気がする。
前見た時も思ったけど、桜吹雪を降らせ過ぎじゃないか。雨音ならぬ桜音が響いてたぞ。(まあ、きれいなんだけどね。)慶寿院(藤十郎丈)の台詞が聞き取れなかったのがちょっと心配。

 

仮名手本忠臣蔵 七段目
三人侍については、突っ込むべきかスルーすべきか悩ましいところだが、スルーすることにした。(←おい)
寺岡平右衛門(芝翫丈)は「東のお供がかなう」とウキウキしながらお軽(孝太郎丈)を殺そうとしたり、そうかと思えば覚悟を決めたお軽を斬れずにジリジリしたり、一貫性がないというか、人間的というか…(てか、あんな大声で泣きわめいたら、茶屋どころか祇園中に仇討ちがバレるだろ。)
お軽もお軽で察しが悪く、密書を読んだ直後に「身請けしてやる。3日で自由にしてやる」って言われたら、「アカン、殺される!」って普通わかるだろう。
そういった突っ込みどころを大星由良之助(仁左衛門丈)が貫禄でねじ伏せるお芝居なんだなぁと、今さらながら思った。


華やかな狂言が揃っていて楽しかった。

 

 

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