今日は夏日らしい。

昨日も暑くてエアコンを付けた。



昨日はリビングとトイレの往復だけで、

なんとかご飯だけ作った。



それ以外はもう、寝たり起きたりの繰り返しで、

貴重な一日が奪われて行くと、

もったいない、そんな気持ちになった。



病気になって六年ほどは、

怒りでいっぱいだった。



誰に何を言われても耳に入らず、

過去を振り返りこうなった原因を常に探し、

夫にはもうダメだと弱音ばかりを吐いた。



先日海を二人で見に行った時、

あの頃私、もうダメだってずっと言ってたよね、

聞くの大変だったよね、ごめんねと言った。



そんな事は思った事がない、

な、あの頃海まで自分で歩けるなんて思わなかっただろ?



夫にそう言われた。



確かにそうで、私はもう一生寝たきりなのかと絶望していた。



二十年近く睡眠を取らない代償は大きかった。

取れなかったのだが。



話を戻すが、自分が誰の意見も聞かず、

病気に非常に怒っていた時期が長過ぎた為、

簡単に人に、病気の事を口にしなくなった。



随分と前になるが、

目の病気になった人に、

でも別に視力に影響ないなら良くない?

などと書いている人がいて、

じゃあお前が変われよ、何言ってんだと、

非常に頭に来た覚えがある。



目が見える事は有り難い。

そんな事はご本人も理解しているだろう。

それでも目の形がごっそり変わったり、

今後悪化するかもしれない恐怖とずっと生きて行かなければならないと思うと、

不安になって当然だと思う。



時々、病気の人に、

悪気なくだがもっと大変な人がいるからとか、

感謝出来ることに目を向けようとか、

言ってしまう人がいるが、

出来ればこのような事は言わないほうがいいと思う。



励まさなくて良いのだ。

そっか、今辛いんだね。



それだけで十分なのだ。




私が昨日言われて一番嬉しかった言葉は、



みかんの味噌汁は世界一うまいなあ!



だった。



ASD風味の夫の、渾身の本音だった。



ふらふらでも作れて良かった。



夏は夫の免疫が下がりやすく、

アトピーと歯にとても影響が出やすい。



出来るだけニラやトマトなどを使ったお肉料理を食べさせたいと思うが、

買い出しもままならず、料理も毎日作るのは大変だ。



夏は毎年生き残れるだろうかと思うようになった。



出来るだけ息子に協力して貰い、

息子の卒業後はネットを活用しようかと思っている。



私の紫陽花は枯れてしまったが、

ご近所さんの紫陽花が一斉に咲き始めた。



夕方に散歩が出来たら、見て歩きたいなと思っている。