病気の友人を失ったのだが、

(生きてはいる)

私は仲良くない共通の友人から、

ショートメールが来た。



要はあの子を見捨てるのと言う問いだった。



もっと優しい表現だったが、

結構堪えた。



私はずっと戻るのを待つと言われ、

頑張ってねとだけ返した。

私の友人ではないし、差別的な人で、

私は彼女が大嫌いだった。



午後から見捨てるのかと言う言葉(実際はもっとマイルド)がぐるぐるして、

本当に心底こたえた。



息子はバイトに行ってしまい、

そうだ空を見ようと外に出た。



散歩をして空を見た。

フォロワーさんもまた空見てるかな、

そう思ってしばらく歩いた。



部屋に戻るとやっぱりこたえて、

もうすっぱり忘れないと、

前に進まないと、そんな事を思い、



さびしいのう〜



と口から漏れた。




夜に久しぶりに人と会話をした。

一生懸命喋った。



気づいたら友人の事を忘れていた。

ありがとう。



子供達の世話に明け暮れていたあの頃、

こんなに一人になる時間が来るとは思ってなかった。



寂しいけれど、それにも慣れないと、

そんな事を思った。



空は綺麗でフォロワーさんの写真と同じ、

青空だった。



みんなどこかで辛い気持ちの日に、

この空を見ているのだと思った。



一人じゃないと思えた。



ありがとう。