群馬県立土屋文明記念文学館に辿り着いた時
私は初めて知る。
この文学館は
『上毛野(かみつけの)はにわの里公園』内に
ある事を
私、高校卒業まで埼玉で育ったもので
はにわとか古墳とかの言葉に妙に敏感
以前、職場の同僚と笠間焼のイベントに行った時も
気づいたらそのイベント会場では
器は一切買ってなくて、はにわ2体のみ
嬉々として握りしめていた過去もある
(その時買ったはにわ
ちょっとクセ強め)
そして大好物な
周りに何も無いだだっ広い空間
こういう思いっきり走り回れるような場所が
昔から大好き
子どもたちが小さかった頃は
子どもをダシにして心を満たしていたけど
今、隣にいるのは初老のインドアな夫
心の赴くまま急に走り出したら
夫に三行半を叩きつけられるのも
簡単に心に描ける未来予想図
そんな事を考えつつ
足元に密集しているクローバーが可愛いのぉと
歩を進めると
古墳の頂上に行ける階段を発見
先を歩くのは
ザ・ストレートネックの見本のような姿勢の夫。
頂上まで登って景色を楽しんでいたら
なにやら足元にこんなのが
へ 何の入り口
その先に目をやると階段が。
再び登場Mr.ストレートネック
するとおもむろに石棺の展示が
空気がひんやりしていたのは
光が遮られていたからだけではなかった
という事か
なんだかこの展示の仕方に
和式便器を思い出してしまったけれど
呪われそうな気がして口にするのはやめた
はにわもいっぱい並んでたんだけど
その中に1体だけ
列のみんなと逆の方向を見てるはにわが
犬でした〜
しかもなんか脱力系で好き〜
正面に回ってみたら
馬の行列が可愛かったんだけど
しれ〜っと最後尾に鹿
たまらん
一回りしながらなんかここ
前に見た事ある気がするって思っていたら
以前、吉永小百合さんが出てた
JR東日本の『大人の休日倶楽部』のCMだった
四万ブルーの湖でカヌーを漕ぐ
吉永さんの姿が印象的な『奥四万湖編』は
記憶に残っている方も多いかもだけど
『古墳王国群馬編』は記憶にあるかしら
吉永さんが実際にロケに行ったのは
前橋の大室古墳群なんだけど
空撮で使われてた古墳はまさにここ
古墳もはにわも、バンザイ
こんな木陰とベンチもあって
飽きるまで古墳を眺めるも良し
読書をするのも良しな場所だな〜と
吸い寄せられるように座って
ダラ〜ンとして上を見上げ
風にそよぐ葉っぱの美しさにしばし時を忘れる
って、満腹で昼寝してるトドかよっ