つづき〜音譜


さてさて、ランチの後に
私の口から出た言葉は

「どうするはてなマーク 常設展示。 観るはてなマーク

なんか土屋文明さんに興味なさそう感が
滲み出てる聞き方ニヤリあせる

っていうより
この後に行く予定の場所に
早く行きたくて仕方なかったから
こんな言い方になっちゃったんだけどねあせる

夫の答えはYESニコニコ

まあ、そうなるよね〜知らんぷりと思いつつ
重い足取りで常設展示に足を踏み入れる。
上矢印失礼過ぎるだろおーっ!

土屋文明さんって名前は知ってるけど
どんな功績を残した人なのかは
正直ちゃんと分かってない滝汗

そんな群馬県民としてあるまじき私だけど
展示を観ていくうちに
すっかりそのお人柄に魅了されて
本来の目的であった企画展よりも
常設展を楽しんでしまったおねがいキラキラ

群馬を出て
伊藤左千夫さんの牧場で働きながら
その文学の才能を見出されて
学費を援助してもらう事で進学し
芥川龍之介と学友になり……とか
もう人生そのものがドラマみたいおねがい

そしてね、景色が目に浮かぶと同時に
言葉の背景にある人の感情を想像できるような
美しい短歌をたくさん残してるんだけど
時々、ユーモアや皮肉っぽいものが
含まれた作品もあって
もうそういう所にギャップ萌え照れ

中でも犬の短歌とかすごい好き飛び出すハート

丸々覚えられなくて
後でググっても出てこなかったんだけど
散歩してやってる風な飼い主の事を
犬の家来だと表現してて
他にお客さんが居ないのをいいことに
思わず声を出して笑っちゃったよ爆笑


文明さんは有名になってからも
歌碑建立の依頼があると

「あんなものは
 犬のしょんべんじょになるだけさ。」

って言ってほとんど断っていたエピソードにも
素敵キラキラって思ってしまうおねがい


歌人としての活動のほか
万葉集の研究の折には歌われた場所を
ちゃんと自分の足で歩いて訪ねていたそう照れ



あとこれは必見びっくりマークと思った展示は
「三十六歌人」コーナーアップ

こんな感じに

(画像はお借りしました)

柱の中に万葉集から近代以降まで

36人の歌人の短歌と解説が記されていて

その歌のシチュエーションに合った

歌人のフィギュアが展示されてるびっくり

(画像はお借りしました)


例えば山部赤人ならば


春の野にすみれ摘みにと来しわれぞ

野をなつかしみ一夜寝にける


の一首と共にこんなフィギュアが

(画像はお借りしました)


小野小町は後ろ向きだったので

どうにか顔を見ようとして

回り込んでしまったわ爆笑



近代の歌人のフィギュアもあったので

もし今後増えるのなら

俵万智さんとか穂村弘さんとかが

加わるかもって思うと面白いね照れ



文明さんの書斎を移築した展示は

そこに人の息吹も感じて

(テーブルの上には

 お茶とカステラが乗ってた照れ

飽きずに隅々までじっくり眺めてはニヤリニヤリ


昔のガラスとかもそのまんま使われてて

それを観るだけでも価値ありおねがい


次に企画展を観に来る機会があったら

絶対に常設展にも立ち寄っちゃうだろうなニヤリ


いやぁ、常設展示は

観ても観なくてもいいかと思っていた

ランチ直後の自分に言いたい。


愚か者めおーっ!と。



あ、建物の中には自由に堪能していい

こんな絵本コーナーもあったよウインク

ラインナップも良さそう飛び出すハート



初めての土屋文明記念文学館。


思ってた何倍も楽しかったよ〜照れ


ちなみ都道府県立の文学館で

個人名を冠しているのは

全国で唯一ここだけらしいよウインク


すごいな、文明さんキラキラ



つづく〜音譜