「元気です」

これは本当だけど

いつもいつも心身ともに満点で整っているって

わけではない。


事務手続きのために出かけたついでに

散歩して

軽く汗ばむくらいに身体を動かして

風通しよくしてみる。


歩きながら

草木を愛でたり

変わりゆく町並みを眺めたり。

立ち寄った神社の境内でしばし休憩。

ごうごうと吹き付ける海風の音を聴いた。

木々の葉はガサガサと音を立て、

枝は忍耐強くよくしなり

参道に落ちた枯れ葉がくるくると舞い上がった。





自宅への帰り道、開花したさくらの花を発見。

春の訪れを見つけてこうふくなきもち。

自宅でパソコン作業の最中

視線を感じて窓に目をやると

そこには近所を縄張りにしている

猫のすがた。


久しぶりに姿を見た。

動物と

どうふれあっていいのかわからないものだから

付かず離れずの距離感で

いつもわたしが勝手に話しかけるだけの

顔見知り猫。


久しぶりね。

わたしもまあまあ元気でおりますよ。

むかし聞いた話に

猫は調子が悪い時にひっそりと身を隠して養生するというのがあるけれどほんとのとこはどうなのかしら?


「自己防衛本能」


わたしもここから離れて

静かなところへ身を置いて

あったかい毛布にくるまって

しばらく過ごせたらなぁ

そうすると

きっとまた元気にやっていける


そんな想像をすることがよくあるのよ。


想像が簡単に思い浮かぶときは

あなたくたびれてますよっていうお知らせね。


猫さんは、ここしばらくどう過ごしていたのかな。

今日は顔を見にきてくれてありがとう。




またね。