前回の続きです。
私が「中学受験の勉強はきっと一生モノ」だと思う理由を書いてみます。
正直、私は「勉強する」という事は「ひたすら暗記すればいい」と考えていたように思います。
確かに、暗記は大切です。だけど、ただ「大量に覚えて、それを外に出す」なんて、人間よりコンピューターの方が
何倍も得意。それが勉強の本質のはずがありません
でも、私が学生の頃はそれで点数が取れていたのです。もう少し加えると、完全な暗記と同じような問題をこなすパターン学習で少なくとも高校の期末試験の成績が上位をキープできるくらいには乗り切れていました。
努力はしました。沢山覚える事だって楽ではありません。
パターン学習でも何度も似たような問題を解けるように訓練しました。
今は、その方法だけで学力が付くはずがないと分かるのですが、あの頃は気づけなかった、、、、
(今とは時代が違っていたので、時代的にも勉強の考え方が違っていたとういのもあるかと思います。。。)
しかし、息子が取り組んでいる中学受験の勉強では、
本質的な理解をすること、思考力を鍛えること、表現力を付けること、、、このような決して付け焼刃では戦えない
能力を求められている事を痛感しています。
例えば、テキストに「A」という事が書いてあったとします。
私が受けてきたテストは、答えが「A」でる事を聞かれていたと思うのですが、
息子が解いている問題は、「A」という知識をどう使えば正解が導き出されるのか。を考えさせるのです。
さらには、そもそもA~Zまである中で
この場合は使える「A」を自分で思いつくところから始めなければいけません。
分かりにくくて申し訳ないのですが、これはかなりレベルが高い勉強である事は分かって頂けると思います。
理系科目を教えてくれる大学生の家庭教師の先生は、息子に事あるごとにアドバイスしています。
「あのね、受験では同じ問題なんて絶対に出ないの。だから問題の解法を覚えたって意味無いんだよ。
どうして、こうなるのか。知っている知識をどうやって使って問題を解くのか。常に頭を使って考えないといけないんだよ。」
常に頭を使って考えないといけない
そうなんです。私が一生モノだと思う理由の一番がここにあります。
常に頭を使って考える訓練をしている、脳を鍛えているのですね。
これって、自分の頭で物事を考えられる大人になるための訓練をしていると思うからです
続く、、、