前回の続きです。
引き続き、少々感傷的になってしまいますが、とにかく息子の10歳は、私にとっての10年、家族にとっての
10年。こんなに人生において貴重な10年は無かったと言っていいと思います。
息子が生まれた時には、この子が1歳になる姿すら想像できず、私の半径数十センチから離れる事ができるようになる日はいつやってくるのか。ましてや話が出来るようになったり、一人で自分の事が出来る日
なんて、どれだけ先の事になるのか。。。。
不安で仕方が無いという訳ではなく、単に目の前のふにゃふにゃした生き物が子供になるまでの道のりがとても想像できなかったのです
そんな10年前へのタイムスリップは今も簡単に出来て、あの頃の気持ちに数秒で戻れるのですが、
そこから10年後の現在に戻って来ると、光のような速さで一人前の少年になった息子が目の前にいるのです。
本当に、息子は10年前から一瞬で現在にワープしてきたのでは?
運動が出来て欲しい、勉強も出来て欲しい、背も高くなって、コミュニケーション力も高くて、好きな事を
見つけて欲しい、、、、、
好き勝手に希望だけを並べて、
「どんな子に育つんだろうね?」
と言いながらも、どこか遠い話のようで、目の前の子供のオムツを取っていたあの頃、
実際には10年後にこんなに一生懸命毎日毎日難しい勉強して過ごしているだなんて、、、、
この「今の現状は暫く続いて、数年後の未来なんて想像出来ない」という
のは、まさに今の現実でも起きていることで、今は後2年後の受験、そして中学校への入学はまだまだ
私にとっては遠い未来の話なのに、経験に学ぶのであれば、2年という年月はあっという間に過ぎてしまうのでしょう。
続く、、、