昨夜、だんなさんと金継ぎをしました(゚∀゚)
最近相次いでお気に入りのグラスを割ってしまったので、この連休を待って一人一つ担当して修復することにしたのです。
用意したものはこれだけ。
紙袋には割れたグラスが入っています。
左手前の袋は何年か前にわたしが金継ぎ教室でもらったキットで、あと今回はパテを使わなかったのでカッターも使いませんでした。
このグラスは先月、日頃の感謝を込めてわたしがだんなさんにプレゼントしたもの。
SNSで偶然知って、なんてきれいなんだろうとすぐ注文した、Sghrスガハラというブランドのものです。
工芸の会社で職人さんが手作りしているというスタイルもおもしろいと思いました(^^)
気に入って毎日ハイボールを飲むのに使ってくれていましたが、作りが薄いからかだんなさんが洗うときに力が加わってしまったようでバキッと一部割れて取れてしまいました。
さぞびっくりしたろうに(´-`)
幸いケガもなく、落ち込んだ次の瞬間金継ぎする!と宣言しただんなさん(笑)
わたしが担当するグラスは一昨年の12月に吉祥寺の器屋さんで見つけたもので、安土草多さんの作品です。
クリスマスプレゼントという名目でだんなさんと一緒に購入したのですが、デザインも実用性も理想的すぎてもう愛用に愛用し、スタッキングできるからと2客重ねていたら重みで割れてしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。
このグラスがきっかけで安土草多さんのガラス作品のファンになり、その後も少しずつ増やしていったのです( ^∀^)
で、金継ぎの工程としては、まず接着剤で欠けた部品をくっつけることから始まります。
どちらのグラスも一部分がきれいに取れた形なので、はめ込むように合わせます。
接着剤の量が多く、はみ出しました。
綿棒で拭ったらきれいじゃなくなったので、だんなさんははみ出してもそのままにしてうまくいきました( ̄∀ ̄)
割れたガラスを扱うからとドアを閉めていたら、ちょこぼが怪訝な様子(笑)
なんで入れてくれないのと不満げです。
危ないからね( ´_ゝ`)
でも結局途中でバーンとドアノブに飛び付いて開けて乱入されました。
ま、接着し終わっていたので机にさえ乗らなければいいかということに。
接着剤の説明書きに従って実用時間?の15分待ってから、次は漆塗りの作業です。
本来はその前になくなったパーツ部品をパテで埋めて器の形に紙ヤスリで削る工程がありますが、今回はそれが不要ということに気づき割愛しました。
なんか部屋着のTシャツのリトルミイに見張られてる感じ(笑)
うるしと言ってもわたしが使うのは新うるしという合成塗料で、簡易的なものです。
安全性に心配はないと金継ぎ教室では言っていましたが、新うるしで直した器を使う場合直接口をつけるのは避けた方がいいみたい。
ま、どちらにせよ強度が心配なので直した部分に口はつけないかと思いますが。
で、この新うるしと金粉と薄め液を調整しながら混ぜて、細い筆で継ぎ目の上に乗せていきます。
ひょこっとむぎちゃん=(^.^)=
むぎちゃんは楽しそうなことや珍しいことに興味津々なので、いたずらはしませんが何かと参加するんですよね。
わたしたちの行動に。
うろうろして行ったり来たり。
可愛い( ´∀`)
さて、だんなさんも同じ工程をわたしがデモンストレーションした後に行いましたが、金継ぎ自体が初めてなのに才能を開花させてめちゃくちゃ上手でした!∑(゚Д゚)
もちろんそれぞれの好みでしょうけど、習ったときはのぺっとならずぷっくりした感じでなるべく細く描けるといいと言われましたが、その通りにできていて素晴らしいです(^^)
わたしは接着剤のときからもうこれは観賞用にしようと思ったので、自分なりにアーティスティックに仕上げてみました。
で、完成した2客がこちら。
またむぎちゃんが映り込んでますね(゚∀゚)
無事修復できて、何より一緒に作業して楽しい時間を過ごせたので嬉しかったです☆
だんなさんも喜んでいたのでよかった(^^)
2〜3日くらい乾燥させようと思います。
おまけは昨日の昼間のむぎちょこちゃん。
とても気持ち良さそうに寝てました♪