●6日目
この日の計画は、「かもめ食堂」を見てから海沿いを歩いて、カフェ ウルスラに向かうというものでした。
「かもめ食堂」は、今や日本人経営の、観光客向けのお店。
そう、映画『かもめ食堂』の主人公が営むお店の舞台となった場所です。
以前は地元の方がカハヴィラ スオミという飲食店をやっておられました。
この方々はエキストラとして映画にも出演されています。
わたしは10年前にここへ来て、ご主人に『かもめ食堂』を観てフィンランドに来ましたとお話し、トナカイのお肉のスープなどを頂いた良い思い出があります(^ ^)
この方々が引退されることになり、何もなくなるのもということで日本人が経営する現在のお店になったのが2年くらい前のことみたい。
それを知っていたので、どんなふうになったかだけ見たかったのでした。
映画のファンにしてみたら、何もないか全く違う職種のお店になっているよりは嬉しいですよね、きっと。
でもやっぱり、ここに入るのは、なんか違う。
ということで、ほほぅ、と見て、カフェ ウルスラを目指しました。
海沿いの道に出ると、なにこの開けた感じ!
この日もお天気に恵まれたから、とーっても気持ち良く歩きました。
こちらも『かもめ食堂』のロケ地で、いわば聖地巡礼をしている感じ。
ここでしたかったのが映画のワンシーンの再現で、それにはサングラスと少し華やかな服が必要でした。
旅の出発前からぼんやりと考えていたものの、荷物を減らすことに一生懸命で用意しなかったわたし。
お友だちも、フィンランドに着いてからサングラスを持ってくればよかったと思ったみたいで、お買い物の日にショッピングモールの一画で安いものをゲットしましたo(^_^)o
さらに、わたしは服も地味なのしかなかったので、森に行った帰りにH&Mに寄ってこれまた安いのを1着購入。
で、実現した再現風な写真がこちら。
自分たちでは、それなりに、雰囲気が出てると思っています( ´_ゝ`)
ちなみに、お友だちが持参してくれた自撮り棒で撮影。
急遽用意したサングラスですが、これ以降も意外に役に立ちました。
あまりに日差しが強かったので。
普段サングラスなんて無縁なわたしですが、しないと目が痛くなって眩しくてよく見えなかったので、なんの躊躇もなくかけていました。
欧米の人の気持ちを少し理解。
無事目的を果たしたわたしたちは、そのまま海沿いの道を北上してマーケット広場まで歩くことに。
広場にはかもめがいました。
人に慣れているのか、けっこう近づいても逃げない。
ヘルシンキの観光名所に、スオメンリンナ島というところがあります。
要塞の島で、大砲なども残してある歴史的な場所ですが、今では順番待ちで入居希望の人がいるほど人気のエリアとなっているよう。
10年前は季節とその背景を理由に訪れなかったのですが、今回は行けたら行きたいリストに入れてありました。
この日にちょうどよいと思い、マーケット広場から出ている船で向かうことにしたのです。
10分くらいで着く、近い島。
船でもサングラス。
お腹が空いたので、着いてすぐにこちらのカフェに入りました。
ここで食べたほうれん草のキッシュが、この旅の中で一番美味しかった!
コーヒーもおかわり自由で居心地良かったし、是非またこれを食べに行きたい…(*´꒳`*)
島は本当にきれいでした。
どこもかしこも。
運でしかないけど、やっぱり天気が良いのっていいなぁと思います。
曇りも雨も嫌いじゃないですが、写真に関しては やはり晴れがベスト。
島から戻り、広場でベリーを買って帰ることにしました。
スーパーの方が安いけど、記念に☆
クランベリーをチョイス。
日を追うごとにコミュニケーションを取ることにだんだん慣れてきて、夕ごはんも、最初はパッキングされているサラダとかでしたが、最後の方は量り売りのお惣菜コーナーで、これはなんですか?と聞きながら選ぶようになりました。
味のバランスを考えてメインと副菜を決めるのが楽しかった。
マヨネーズ味がかぶらないようにこれはやめてこっちにしよう、とかね(^ ^)
クランベリーは買ってあったヨーグルトに入れて食べたら、一段と美味しくなりました♪
さて、次はタンペレという街に日帰り旅行の巻です( ´ ▽ ` )ノ