昨日は茨城県の笠間で毎年ゴールデンウィークに開催される焼き物のイベント『陶炎祭』に行きました( ´ ▽ ` )ノ
「陶炎祭」と漢字で書いて、「ひまつり」と読むそうです。
うちは車はないのですがカーシェアリングを利用しているので、自宅目の前の駐車場からブーンと便利に出発♪
だんなさんが今年はラッキーカレンダーで連休が長いので、少し遠くまで行ってみようとなったわけです。
道路は当たり前に混んでまして、でもサービスエリアでごはんを食べたりしながら3時間ちょっとくらいで到着〜
早速広い会場内に入ってすぐ発見したのが、地元小学生の土面作品の数々。
これ、見てみたかったのです!
土偶好きとしては、やはり土面も気になるところ。
しかも小学生作とな。
実際前にしたら、こう、ずらっと並んでいる様子が圧巻でした。
キャラクターっぽい猫の顔の土面が、女の子の作品に多かったです。
わたしも図工の時間、猫モチーフのものばかり好んで作ってたからわかる。
一番好きだと思ったのは、怒った顔をしている一つ。
ちゃんとムカマークの青筋もあり、素焼きの雰囲気にぴったりでした。
その後は各テントの販売ブースを端から順々に見て行きました。
笠間焼は自由な作風が許される産地と何かで目にしました。
本当にその通り。
人間国宝の松井康成さんが有名なので練上・練込の作品が多いかと思いきや…
信楽、備前、志野、萩などの作風のもの、青磁、白磁、三島文や粉引、辰砂釉、個性的な絵付けのものなどなど。
それはまぁバラエティー豊かでした。
目移りしながらわたしが選んだうつわたちがこれです☆
左上から、佐陶工房 佐藤一正さんの蕎麦猪口。
右上は、風の窯 新井倫彦さんの飯碗。
下、武陶房 武伸也さんの小皿。
ひまつりは作家さんが各ブースに立たれて販売するスタイルも特徴だそうです。
確かに、陶芸家さんに作陶について直接質問したりお話することって、窯元を訪ねない限りなかなかできない気がする。
作り手の様子で欲しくなったり欲しくなくなったりもあるなぁと思います。
わたしは今回出店されていた作家さんの中で新井さんの作品が一番気に入ったのですが、長く悩んでいたので声をかけて頂きお話ができました。
穏やかで素朴なお人柄。
鹿児島で陶芸家としてのスタートを切ったとのことで、伝統的なスタイルの作品を多く手がけられていました。
わたしが選んだのも刷毛目模様が美しいごはん茶碗です。
花三島のとすーごく悩んだのですが、刷毛目のはほんの少しふちが反っていてより手に馴染む感じがしたのです。
お話できたことで好みというだけでなく、出会えた喜びと大事にしようと気持ちが強くなりました。
風の窯では陶芸教室も開催されるんですって。
いつかたずねてみたいです( ´∀`)
焼き物を心ゆくまで堪能した後は会場内の出店でポテトとオールフリーを買い、それらを主にだんなさんが食しながら休憩をしました。
運転上手なだんなさん。
せめて高速だけでもと思うけど、命が惜しいのでわたしは運転しません。
いつもいつも本当にありがたいです。
その後向かったのが笠間つつじ公園。
ひまつりの後はつつじまつり〜…と思ったのですが、つつじはほぼ咲き終わってました。
ですよねー
今年は桜も早かったってあちこちで言ってましたものねー
でも行ってよかったです。
田んぼの田舎道を通り、見つけた豆腐屋さんで豆腐ソフトクリームを食べ歩き、すると見えてきたのが坂本九さんの木造のおうち。
保存会が保護しているよう。
そして坂を登って山の上の公園にたどり着きました。
確かに鮮やかな花は少なかったけど、湿った緑の匂いと見渡す笠間の町。
お天気も崩れかけていたので人もいなくて、夕暮れの物寂しいようなそれが逆に清々しいような雰囲気も味わえたし、素敵な時間を過ごせました。
駐車場に向かう途中でポツリときたのでそばにあったお土産屋さんの軒下に入ったら、突然のゲリラ豪雨。
※写真に写っているお土産屋さんの駐車場ではなくもう少し離れたところに止めていました。
こんなとき頼りになるのが雨雲レーダーですねぇ。
10分ほど待てば15分ほど雲の切れ間がありそうだったので、従いましたらずぶ濡れにならずに車に乗れました。
ひまつりだけだったらお買い物に遠出したって感じだったけど、つつじ公園に向かったことでこのお出かけが一気に旅になったなぁと思うのです。
帰りは行きと別のサービスエリアに寄って夜ごはんを食べて、自分たち用にお土産を買って帰ってきました。
藁の納豆を買いたかったけど、たくさんで日持ちしないから断念。
今日は夜ごはんにこの納豆を食べる予定です♪
おまけ。
うつわをカチャカチャしていたら興味持ったむぎちゃん。