がんばることって難しいですね。
なにって、その程度が。
120%がんばれれば
それはそれは素晴らしいですが、
体力や時間は有限だから
行きつくところを見据えていなければならない。
なにをどう、がんばるか。
と、
がんばってなにをどう、したいか。
わたしは、
資格取得や仕事などの『自己投資』と
家族や友達や恋人との時間をつくる『自己回復』の
配分をうまく調整することをがんばりたい。
そして、
それをがんばって
少しでも善い人間になって
後悔しない わたしらしい人生を送りたい。
と、
思っています。
『自己回復』って、これを書きながら
どんな言葉がいいかなと考えて当てはめました。
* * *
今日、ほとんど初めてに近いある方とお会いしました。
ビルのオーナーさんのところで経理やもろもろの事務を
されている70歳くらいの女性です。
その方とお仕事のお話をしているとき
ふとわたしの足もとを見てこうおっしゃいました。
「がんばってこられたことがわかるバッグねぇ」
わたしのバッグは不動産の仕事を始めるときに
先輩に言われて買った、B4サイズの真っ黒の真四角の
大きなバッグです。
わたしの同期の他の子は思い思いの好きなバッグを
使っていたのですが、わたしは配属がバリバリの
営業職だったので、これになりました。
言われて見てみると、
確かに取っ手の革は傷んでほつれ
縫製の白い糸や革本体のベージュ色が
黒に混じっていました。
床に倒れずに置けるはずも、
重い物を入れ過ぎたせいかくたくたです。
それまでなんとも、なんにも、
このバッグに思うことはなかったのですが
一瞬にしてこのバッグが好きになりました。
その方が、わたしのがんばりをバッグから
想像してくださったからです。
偶然、本屋さんに立ち寄って
これから受けようと思う資格試験の参考書や
問題集を3冊買ったばかりでした。
見るからに重たいバッグです。
わたしが肩にかけたところを見て、
「がんばってくださいね」
と、また言ってくださいました。
それだけ。
それだけで、
「がんばろう」と思いました。
* * *
足りてるか、足りていないかはわかりません。
でも、がんばろうと思える機会を
与えてくれる様々な人や物や環境には
敏感でいたいと思います。
そうして、感謝して、がんばってるねって
言われて、いやまだまだですよ
っていうのを繰り返したい。
それが、がんばることなんじゃないかと
思ったりもするのです。
* * *
がんばることは難しい。
けど、どんながんばりも
がんばらないよりいいはずです!
がんばって、いろいろな人に
喜んでもらいたいと思う
今日この頃です。