今日はこころがとてもとても疲れた一日でした。
同じ物件にほぼ同じタイミングで二組の方が入居を希望しました。
一組はわたしのお客様。もう一組はある後輩のお客様。
バッティングです。
不動産業界ではあることなのですが、
それぞれが本当に大切に思っているお客様なので
決着がつくまでもついてからもわたしのもやもやは消えません。
結果としてはわたしのお客様で契約することになったのですが、
後輩のやり方に疑問を感じるところも一部あって。
でも、話したらわかってくれました。
わたしは立場上与えることが多く、
その使命感がやりがいにも足かせにもなるのです。
要はこころのありかた次第ってこと。
だーから疲れる。二人ともなんにも悪くありません。
纏わりつくもやを晴らすため、今日は近所のガストでひとりごはんをしました。
野菜。少し変わってるかもしれませんが、
わたしは肉を食べません。
単なる好みで、特別に健康志向ってわけでもなく
甘いものもお菓子もよく食べます。
しかし一番好きなのはやっぱり野菜。温野菜なんてごちそう。
ガストのコーンドレッシングは味が好きです。
・ ・ ・
そしてわたしはこんなふうに落ち込んだときには、
日本語がすてきな本を読むようにしています。
うまくこころに入ってこなくても。数ページだけでも。
それが、自分への癒しと戒めになるって知ってるから。
今日は大橋歩さんの『早くお家に帰りたい』でした。
大橋さんの書く家の中の様子や飼い犬だるまーのことからは、
敬いや尊びをすごく感じる。物にも。動物にも。空間にも。自分自身にも。
年月を重ねた喜びみたいなものも。
「年とるのやーね」って年配の人はみんな言うけど、
それは若者へ、なんの希望もやる気も与えません。
上司が部下へ、「管理職ってやーね」って言ってるのとなんら変わらないと思う。
そこへ行くことを期待されているにも関わらず「そこ」は悪い嫌だと言われては、
戸惑うだけだし困る。
「もっと良い場所に見せて?思ってなくても。」
と、思う。
いつも思う。
大橋さんはそれを見せてくれる人。
銀色夏生さんとかもそう。笑っている大人。
辛そうにしていない大人。
そいえば同じ業界に勤めるまちゃんに今日の出来事を話しました。
すると、とても良い言葉が。
「ぶつかるのは疲れるけど、結果的には絆になるんじゃない?
真剣に取り組んでる証拠だよ。よく出来ました。」
とさ。(まちゃんはわたしの七つ年上)
わたしも、そのときそのときの年齢を良い場所に見せることのできる、
そんな大人になりましょう。
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