携帯恋話 自己解釈 まふまふさんver.


※あくまで自己解釈です。


I want you to tell me you love me.

(私を愛していると言って欲しい)


even if It's a xxx.

(たとえxxxだとしても)


so why is it that...

(...なのは何故ですか)


I don't think I'll ever be able to leave you.

(私は君のもとを去ることが出来るとは思えません)


I'll be with you tonight.

(今夜君のそばにいます)


I'll never forget the time 

when you were kind to me.

(私は君が私に優しくしてくれた時間を忘れることができない)


「いつまでも手放せない感情は

ひとさじの甘さで薄汚れている」


甘さいらないもの 幸せ 恋心

(本当は欲しいものかもしれない)


手放せない感情君が私に優しくしてくれた時に生じた感情


感情の中に甘さがある。ほんの少しの甘さによって色が感情が変わっている。


「憧れの物語と違うのは どうしても

不安になる以上の感触が足りない」


理想と違っていて満たされない。憧れの物語では実際にある感触より多くの感触を得られていたのに。理想と現実の落差に気づいた。


感触リアクション?君とのコミュニケーション?


I want more love than 

you can possibly imagine.

(私は君が想像しているよりもはるかに多くの愛が欲しいのです)


「チクタク チクタク 君と交わす とりとめのない言葉 結わいて」


結わかないと消えてしまう。時計の針の音は時を辿って言葉を結いているのを表しているのかも。


言葉を結く音楽を紡ぐ

君との会話を綴って残そうとしている。


「チクタク チクタク お別れの頃合いになっただけ」


そうして君と交した言葉を大切にしたくて結いているうちに時間が経ってしまった。お別れをする時間になってしまった。一定期間で離れていくリスナーのよう。


「口元に残る甘さはどこへやろう」

離れていった人と共有していた時間を忘れることが出来ない。幸せを忘れられない。


(口元に残る)

Where shall I take my love for you?

(君への愛をどこへやろう?)


(どこへやろう?)

I love you.

(愛しています)


「ねえ 愛してを繋いで 嘘だって笑って どこへいたって受話器越し」


愛して欲しい感情を君に伝えていた、それを嘘だと笑ったりするような他愛もない会話を君としていた。でも受話器越しでしか会話をしてはくれなかった。自分が望んだだけ愛してはくれなかった。


「手頃な恋話 決まりの台詞

息をひそめて「愛してるよ」」


君とお手頃な恋話をしたり「愛してるよ」という在り来りなセリフを聞けたことを懐かしんでいる。


Nectar→愛しているなんて言葉にそれ以上の意味はない


「口をつけずに冷めた紅茶を 捨てられないような恋でも」


不味くなってしまった紅茶のようなほんのり甘さが残っている恋を忘れることが出来ない。


ユウレイ幸せは口に残るから


四季折々口に残るずっと好きでした


ハートの後味口元に残る「君が好きだよ」

夢のまた夢甘いものほど溶けるそれが恋だっけ?


Nectar→甘さの落ちた飲み残し


恋と微炭酸ソーダどうも飲み干せない微炭酸 気の抜けた恋と微炭酸



「心以上の言葉で君を聞かせて もしもし」

本音を聞かせて欲しい。君を感じさせて欲しい。


「思い出と今を繋ぐ回線が いつからか解れかけていたんでしょう」


思い出と今が繋がっていない。気付かぬうちに切れてしまった関係を回線と例えている。


「ひとりきり 慣れてしまう手違いに

いつまでもささくれ立つ心が止まない」


ひとりきりに慣れてしまう。こんなはずじゃなかった。いつまでも心が乱れては止まない。マイナスな気持ち。


If you love me,

I want you to love me.

【直説法】ありえない話ではないと思っている(もし貴方が私を愛しているのなら私は貴方に愛して欲しい=愛すなら愛して)


「どうせならもう君が 最低な言葉で壊して 悪戯な優しさに 胸がおかしくなるの 苦しくなるの」


こんな未練しかない気持ちなら、どうせなら君が突き放してくれればいいのに。君は優しいまま去っていった。胸が痛くて苦しい。


悔やむと書いてミライ一思いに刺してくれたらいいのにな


You want me to hate you.

(君は私に嫌って欲しいのです)


I'm sure you're with someone else.

(私は君が他の誰かと一緒にいると確信している)


「チクタク チクタク

君を探す 秒針握ったまま 迷って」


時間軸をいじって君を探している。過去か未来か。記憶かな。君を求めているがゆえの行動。


「チクタク チクタク どうせまた おやすみになったフリ」


どうせ電話をかけても寝ているフリで繋がらない。いるのにいないフリ。


「もういいよ それならばもういいよ が今日も言えないや 履歴にないような囁きはいらない」


電話に出ないのならもういいよなんてこと言えない。君を求めてしまう。履歴にある声だけで満足だと思いたい。


「ねえ 愛すなら愛して 厭ならば嫌って

白黒つかないダージリン」


中途半端な愛してるよや悪戯な優しさが苦しい。どちらかにして欲しい。


ダージリン香りの強い紅茶。名前の由来はチベット語で「雷が落ちた場所」。「Dorje ling」。ダージリンの気候が変わりやすいことから付けられた名前だそう=移り変わりが早い、心変わりが早い


「瞼のいらない嘘の言葉に 愛をせがんでしまう「いかないでよ」」


嘘だとしても愛してるよと言ってくれた君に縋ってしまう。愛を欲してしまう。いかないで傍にいたいと思ってしまう。


夕立ち目を塞いだところで 瞼を傷つけるだけ


瞼のいらない言葉目を塞ぐ必要が無い言葉。目を逸らす必要の無い言葉。本心じゃなかったとしても君から愛してるよの嘘の言葉をまた聞きたいと願っている。


もしくは


(頑張るぞ!って気持ちで曲を書いてるのが自分の99%だとして残りの1%がすべての事情を否定してくれる。視野を広げさせてくれている。まばたきをさせてくれている。(CUTインタビューより))


瞼のいらない嘘の言葉→まばたきをさせることがなく、全てを否定する1%が存在しない曲。底なしに明るい曲。もし終わりを感じずに曲を書けていたら、ってことなのかもしれない。


「口をつけずに冷めた紅茶を 捨てられないような恋でも 心以上の言葉で君を聞かせて もしもし」


「君と繋げて もしもし」


つい君を求めてしまう女の子の話。

君が優しくしてくれたときの思い出と愛してるよの言葉。欲しかった言葉をくれた君を探している。でもそんな君はもう居ない。愛してるよの言葉は嘘だったのだと気づいた。気づいた上でも求めてしまう。


女の子は自分が去っても求めてくれるようなそんな愛が欲しかった。でも反対に君を愛してしまった。執着心と離れなければいけなくなった時の心情はまふまふさんの書く歌詞に共通した表現だと思う。まふさんは失う貴方を求めたことが愛だと呼んだ。これも愛のひとつなのかなと。


まふさんはノンフィクションを書いていると言っていたもののこの表現が生まれた理由や何を見てこの歌詞を書いたのかは想像の域で止まってしまうけれど、まふさんにとっても大切なものがあって期待通りにいかない悲しさと求めてしまう気持ちや葛藤があるのかもしれないと思う。たとえばリスナーに置き換えて考えれば、すぐ離れていくリスナーへの想いかもしれないし、夏空と走馬灯のように友人のことだったりするかもしれない。あらゆる可能性を考えていくしかないのだろうなあと。


まふまふさんは自分の気持ちを上手く言葉に出来ないから音楽をコミュニケーションと思っている節があると仰っていたことがあったと思う。だからこの曲は個人的には画面越しに携帯やPC越しに愛をくれるリスナーを見た曲なのかなと思ったりもした。愛しているという言葉の向く方角はすぐ変わっていってしまうみたいな。



ここまで読んでくださりありがとうございました。大好きなこの曲がより多くの人に届きますように。