神様の御用人 継いでゆく者 | soralibro

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通勤時の読書の備忘録です。

浅葉なつ「神様の御用人」の新シリーズです。

全10巻、大団円で終了した前シリーズ。途中、中だるみもありつつ、1年ほど前に何とか読み終えました。
そして新シリーズがはじまり、つい手をだしてしまいました。
最初の話しは主人公良彦の祖父で同じ御用人をしていた敏益の話。危なっかしい良彦と違い、時間もお金の余裕もある祖父の御用人が安定していました。そこで出てきた人物と神様がのちに良彦と出会う話で、継いでゆくという副題につながります。
 
前のシリーズあまり覚えていないな、と思っていたら、途中に10巻すべてのあらすじが書かれていました。サービスかしら。
それで何となく思い出しました。
そのあとは、良彦が御用人と仕事を両立できるよう、神職になろう、と決意していく過程が書かれています。
全般に前シリーズのおさらいとちょっぴり今後の伏線という、ほんのりした1冊でした。
それにしてもいつも神様の扱いが大胆です。今回も伏見稲荷神社の地下に全国の稲荷社を統率するコントロールセンターがあったり、狐だけでは人手?不足で犬も雇用していたり、とか、楽しい設定です。
また気が向いたら続きに手をだすかも、です。