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日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、2人に1人。
今日は、抗がん剤治療のパイオニアで、腫瘍内科医として、日々患者の生活の質を支える医療を実践している、勝俣範之先生の記事より、2回にわたり、シェアしたいと思います。
勝俣範之先生は、日本医科歯科大学武蔵小杉病院🏥腫瘍内科医教授、部長、外来化学療法室室長でいらっしゃいます。
がんは、国民病と言われながら、その特徴や治療法、社会保障について、詳しく知らない人がほとんどです‼️
🌟がんサバイバーは全国に500万人以上、がんは共存していく病気
日本人の2人に1人が一生のうちにがんに罹患し、5人に1人ががんで亡くなっているそうです‼️
国民病と言われますが、情報が氾濫しすぎて正しい情報を得るのがかえって難しい時代なんだそう。
その通りだと思います😃
わたしも、直腸がんの告知を受け、腸閉塞にもなっていたため、1週間後に緊急の手術、ステージⅢbだったため、予防のための抗がん剤治療(ゼロックス療法8クール)をのりこえましたが、
実は、その間は、ほとんど、情報は、主治医の先生からの情報くらいで、ネットで調べることは、あえて、やりませんでした‼️
それは、何が正しい情報なのかわからなくなりそうで、恐怖心ばかり募らせると思い、また探すこと自体もストレスになるからでした🔍
勝俣先生は、
ステージ4のことを「末期がん」と思い込んでいる
人がいますがそれは大きな誤解だとおっしゃっています。
ステージ4とは、がんが遠隔転移している状態。
遠隔転移や、再発した場合は治療のための手術はできませんが、薬物療法の目覚ましい進化により、この20年間で5倍も長く生きられるようになっているそうです❣️
昨日は、春分の日で、父のお墓参りをしましたが、わたしの父は、今から18年ほど前に、膵臓がんで亡くなりました。当日は、膵臓がんになると、余命が近いというイメージが強く、父も抗がん剤が大変で、途中でやめましたが、最期の方は、食欲も出なくなって、足がかなりむくみ、胆管のステント交換の入退院を繰り返しながら、生活の質がだんだん悪くなっていきました。
ところが、今、がんサバイバーの方々を発信をみると、膵臓がんでも、治療の進化で、腫瘍が小さくなったり、生活の質が落ちていない方もいらっしゃいます。ほんとうに、治療の進化を目の当たりにします👀‼️
勝俣先生は、
がん治療の進歩や生存率向上などもあって、今やがんは、「共存していく病」とおっしゃっています。
また、いまだに誤解されているのが、医師から「がん」と確定診断されたときの「余命宣告」
医師が告げる余命は、当たらない確率の方が断然高いというエビデンスがあるそうです‼️
国立がんセンターで、進行したがん患者75名について医師が予測した余命が実際に的中したかどうかの調査の結果は、、、
予測確率は一致したのが33%〜36%。
3分の1しか当たらないという結果だったそうです‼️
「5年生存率」これも、過去の数字のデータでしかなく、患者さん1人ひとりのがんの状態によってまったくわからないので、あくまで目安として受け止めていただきたい、、、と勝俣先生。
🌟がんの要因の6割は、偶発的要因による遺伝子🧬の突然変異
がんの疑いから病院🏥に来られて、確定診断に至るまでに、さまざまな検査が必要で、だいたい2週間から1ヶ月はかかるそうです。
わたしの場合は、腸閉塞になりかけていましたので、緊急で、レントゲン、CT、内視鏡検査で、すぐに、見た感じ直腸にがんがあることがわかりました。
入院して1週間の間に下剤で便を出し、手術の前に、肛門からバリウムを入れて、腫瘍の位置と大きさなどの確認の検査をやりました。
この時は、さすがに、きつかったです。
長い時間の検査で、おまけに、貧血っぽいフラフラした症状も出ていましたから。
そして、患者さんから一番多い質問が
「なぜ、私はがんになったのでしょう?」
勝俣先生は
「みなさん、がんの原因は何が一番多い時思いますか?」
「がんができる最大の要因は偶発的要因、つまり、偶然によるもの」なんだそうです‼️
生活習慣が悪かったとか、がん家系だからとか、それ、誤解なんだそうです‼️
約6割が偶発的要因なんだそう‼️
わたしも、手術が終わって、今後の治療方法の説明を受けたときに、
「なんで私がんになっちゃったんだろう?」っと質問しました‼️
主治医の先生からは、偶然に発生したものでもあることも多いという説明もあり、
わたしは痔だと思っていたら、いつのまにか腸閉塞にもなり、経緯をいろいろ聞いてもらった上で、
最後にこのようなアドバイスをいただきました❣️
「もう、すぎてしまったことにとらわれても、今の時点では何もかわりませんよね。
それより、まだ若いのですから、前向きに治療もしていきましょう。大丈夫ですよ。」
本当にその通りだ❣️と気持ちを切り替えられたことを思い出しました😃
勝俣先生のいう偶然とは、、、
簡単に言えば、遺伝子🧬の突然変異。偶然的な何らかの原因によって遺伝子🧬に異常が起こり、それが積み重なったりすることで、がんになる確率が高まるそう。
この遺伝子🧬異常は、加齢とともに蓄積されてくことが知られているので、年齢を重ねるほど、偶然に、がんができてしまう確率が高まるそうです‼️
「なぜ、わたしががんになったのでしょうか?」という質問の奥底には、
自分が悪いことをしたから、がんになってしまったのでは、、、という自分を責める気持ちがあるそうです‼️わたしもたくさんありました‼️
でも、タバコも吸わなければ、お酒も飲まない、食生活や運動にも気をつけて、がん検診もまめに受けていて、がんで亡くなった親族もいない、、、そんな方でもがんになる人はたくさんいるそう。
がんは過去とは、ほとんど無関係なんだそうです❣️
これがわかっただけでも、前向きになれます😃
がんに罹患し、周囲から過去の生活習慣のせいだろうと、偏見の目で見られているように感じて、がんになったことを隠す人も少なくないそうです。
そうではなく、偶然が6割‼️
みなさんの自責の念が少しでも軽くなるのではないかと思いました😃
↗️勝俣範之先生のご著書です
今日も読んでいただきありがとうございます
🐞✨🍀