1月7日

毎年、始業式前日か、当日で…
当然、ばたばたで…

必ず忘れさられていた結婚記念日。


今年は珍しく、みんなおやすみ。
存分にくつろいだ1日。

心のこもったメッセージカード。記念のプレゼントに、おいしいケーキに、素敵な花束まで!!













あまりのできすぎぶりに、うろたえてしまう…


が、お花を飾ろうにも、花瓶が見あたらない。
いつもの場所、いつもの定位置に、ない。
近辺を捜索するも、ない。

泣く泣くバケツにいける…











出会ってから、ちょうど30年。
明日からは、12年目が始まる。
干支ひとまわり。
息子も、春から6年生に。







2008年は、冠婚葬祭に、引っ越し2回に、出産と、盛りだくさんな1年だった。

結婚3カ月にして、おなかにやってきた息子。
まさに、めがけてきたようである。







翌日は、毎週通院。
も、風邪のなごりがあるようで。
血液検査にまんまとひっかかり、化学療法は、中止。

まだまだ、見えないところで体は、たたかっている。


治療をするにも、血液検査や、尿検査にひっかかってしまうと、投薬さえできなくなる。


基本、元気じゃないと、治療ができない…

なかなか歯がゆい問題に直面する。


4時間の点滴がなくなったので、まだ明るいうちに病院のそとへ。


この開放感。
3週間治療を休んでいるので、体調も絶好調。
ごはんもおいしい。
体も動くので、掃除、洗濯もはかどりまくり。



あぁ…

「治療って、なにかね…」

元気になるための治療。
現状維持をめざす治療。


なにもしないと、こんなにいい調子なのに。
ごはんも、こんなにおいしいのに。


治療って、なんなんだ。

もんもんと考えてしまう。


また、1週間の猶予をもらって。
元気な1週間をもらって。

来週の治療にそなえる。





2013年、乳がん 罹患
2016年1月に、肝臓への再発、転移。
そのときの5年 生存率は、30%以下…

5年目の2020年。
あのときは、想像もできなかった、2020年がついにやってきた。

「令和」になったし。
オリンピックも開催される。


なにより。
罹患当初、4歳と2歳のふたりが。

4月からは、6年生と、4年生に⭐️





想像してなかった。
裸で踊る6年生の息子。
ピアノを弾きまくる4年生の娘。

それが、現実となって目の前にあらわれる。





なにが起こるかわからない…
これだから、楽しい。


あのときは、5年たったら…なんて、そのあとのことは、なにも話題にならなかった。


目の前のことを懸命に。
どこまでも続く道を、一歩一歩。


未来のことは、だれにもわからないけれど。


最悪のことを想定しつつ。
いまできる最善をつくす。





2020年1月。

あまりの病院のかわりように、なかなかの衝撃をうける。

あの倒れそうになりながら交渉をかさねた窓口。
いまは、もう、ない。







なんなら、ロビーにピアノまで置いてある。
間接照明に、自動演奏だ。









まだ潜入できていない化学療法室。
来週は、いよいよ入れるかしら。



こちらは、採血室。





日々の治療をこつこつと。
どんな5年目になるのか…
乞うご期待。