10年ぶりにこの映画を映画館で観れました!

しかも圧巻のIMAX。

当時を思い出すと、映画館でみた後でも借りても何度か観ましたが、ちょっとなんで、死ななあかんねん?なんで死んだの?邪魔する理由は何?と、イマイチ掴みきれませんでしたが、完全に見落としていた箇所がわかり、無事に理解できました💦💦

この話は、簡単に言ってしまうと夢の領域を使って人の人生をコントロールして依頼人にとって有利な現実を作っていく人たちの話なんですけど、集まったメンバー七人全員が本当に全力で助け合いながら成し遂げていく、潜在意識の防御システムとギリギリの中で意志を持ってまるで現実以上の立ち回りをして物語が展開していく面白い話です。

行き詰まりってところで、また新しいアイデアが出て、さらに深まっていくのも見事でした。

こんなに緻密にそれぞれがそれぞれの持ち場で働く映画はあったでしょうか?みんな夢のプロで、最後までかっこよかったです。

このあまり話題にはなりにくい夢の中の不思議さにも挑んでいて、ちょっと目を離すとわからなくなりますw

鍵になってくるのは、モルという夢の中で主人公のやることを邪魔する存在がいるということです。

その人は現実を生きていてもあまりにも長く夢(虚無の)世界で生きていたために何が現実なのかが感じられ無くなってしまったのだそうです。

ここからよりネタバレ的な話になりますので、まだ映画をご覧になられてない方で、気になった方はここで一旦スクロールするのをやめて、映画インセプションを見てください。












私の解説を観るよりも一度ご自身の視点から観て発見してください!














じゃあ、なんで書いてるの?と聞くあなた、それは書いて整理したらそれはこういうことだったんだ⁉︎という新しい発見があるからです!













早速、注目の最後のシーンをいいますが、いいですか?












最後、主人公は現実か虚無(夢)の世界なのか?どちらにいるのかサインのコマが止まるか止まらないかわからないところで終わります。

それって、観ている人たちに問いかけているのだと思いました。あなたは現実をいきているか?

それとも虚無の世界に生きているのか?と

受け取り方によってどっちでもいいような終わり方でした。

全て解き明かさないところがオシャレです。

現実もある意味で幻のようなところがありますから、現実も実は、、、なんてこともありますw

潜在意識は感情に左右されるという話もありますから、現実かどうかよりも自分の想いというのが凄く大切で、どんな言葉が心にあるのか?響いているのか?ということがとても大切な気がしました。

そしてそれに関して自分でコントロールできているのかどうかということも大きなテーマとして背景にあるのを感じました。

どっちの世界で生きようと自分自身が満たされていたらそれは大切な世界ということをいいたいのかもしれません。



今年の映画館で観た映画ランキング2020いきましょう。

🥇ラストレター(大)2回目(映画パラサイトを観た後)(エンドロールで主題歌を聴きながら号泣)
🥈ラストレター(大)7回目 (始めにちょっと嫌なことがあった時)(エンドロールで主題歌を聴きながら号泣)
🥉インセプションIMAX(大)
ラストレター(大)5回目
千と千尋の神隠し 20年くらい前からの2回目(大)
弥生、3月〜君を愛した30年(中)〜メガネなし、何とか見つけた片方のレンズのみからの鑑賞w
思い、思われ、ふり、ふられ(中)
コンフィデンスマンJP プリンセス編(大)
午前0時、キスしに来てよ(小)
ショーシャンクの空に(大)
イエスタデイ(中)

ラストレター13回目()

ラストレター9回目(中)
ラストレター12回目(大)
もののけ姫(大)〜23年前に映画館で観て今回2回目〜
風の谷のナウシカ(大)
ダンケルクIMAX(大)
一度死んでみた(中)
ストーリー・オブ・マイライフ〜わたしの若草物語〜(中)
君の名は。4回目(中)
弥生、3月〜君を愛した30年〜2回目"(中)
ラストレター8回目(小)
ラストレター3回目(大)
ラストレター10回目(小)
ラストレター1回目(大)(ポップコーン食べながらだった為🍿)
サヨナラまでの30分(小)
ヲタクに恋は難しい(大)
ラストレター4回目(大)(メモ片手に)連続して観た為w
フォードVSフェラーリ(大)
ルパン三世 THE FIRST(中)
ラストレター6回目(大)(中盤で睡眠w)連続して観た為w
屍人荘の殺人(中)(2度目)
WAVES(小)
くらの7日間戦争(アニメ版)(中)
パラサイト 半地下の家族(大)
()はスクリーンの大きさ


凄く悩みました。というのも今回10年ぶりに観たインセプション、ちょっといい意味で別格のような気さえしています。

ランキングは高い感動度や涙腺崩壊度を軸に決めているのですが、今回モルとのやりとりのシーンで少し涙が流れた程度で、上位の映画ほどでもないのですが、今三浦春馬さんの追悼を込めて自分なりにその映画を観ながら受け止めることができてきていますが、この話は、自死を選ぶ人の深層部分を見事に捉えているような気さえしてきます。そのくらい危ういテーマを使って話が動くので深く納得させられました。

そういう意味で、他の映画が描きながらも理解しきれないところに手が届いてるような感じもあり、何度も涙腺がぶっ壊れたラストレターの一角を崩す判断をしました。

はっきり言って、三浦春馬の死の要因とこのインセプションが取り扱っていることにはクロスポイントがあり、それによってそのどちらも理解できるという偶然の奇跡がありました。

それは、つまり、彼はきっと演技の中でその役になり切るために何度も自らの脳に役の中の特徴である危うさをもインセプションし続けてきたわけです。

役が抜けにくいということは、まさに彼が役の特徴を潜在意識の深くまでインセプション(刷り込んで)したことが原因であり、本来なら自分は何がしたいのか?ということを明確にインセプションする場所を役になり切るために使っていたということが考えられます。

(それがわかるのは、留学していて、早く帰って来いと途中で帰らされた時に、泣いていた彼がいたのだそうです。つまり、自分のビジョンを会社のビジョンに置き換えて生きてきたツケのようなものが、原因の一つにあったとみています。)

それ(自分の持つビジョンを役のビジョンに置き換えることで演技をより魅力的に表現すること)をしてしまうと、(その役が自分でないと戻るために)どうしても人生を生きているという現実味が薄れていってしまいかねなかったのではないかと思われます。

それをしてしまえるくらいにストイックだったところが彼の長所であり、同時に強く没入して抜けにくいのが彼の弱点であることを意味していたのではないか?

いろんな説がありますが、ダークファンタジーの主演映画をやったり、それを命がけでやっても批判されたり本当にヘビーだったと思います。

最近の3年間の映画全部追いきれてませんが、こないだのTVの役も含め、少なくとも危うい役を3つもこなしていることは確認できました。

昨日はちょうど三浦春馬さんの月命日ということも重なって、自分の中でこのタイミングで観れたのにも意味があるのかな?と思いました。

更に今日は、獅子座の新月ということで、そういうテーマの話を記事に出来て、よかったです。

これから風の時代が始まると言われていますが、自分軸が大切になってくるらしいので、自分の頭に自分の意思以外で何か植え付けられていないか?確認するためにも参考になる映画だと思います。

それだけではなくインセプションの夢を活かしたストーリー展開とそれによる戦闘シーンは見応えもあり、10年経っても新鮮で色あせない魅力がありました!

最後、エンディングのキャストやスタッフの名前が流れるところに劇中に使われる夢から目を覚ますタイミングに流れる曲が使われていて、私たちも現実の世界に戻るタイミングだぞと言われてるかのようでした。

夢の設定がいくつかあり、当時の私も理解できない部分があったように多少難解なところもありますが、今の私に大いに示唆となりました。

クリストファー・ノーラン監督の新作も楽しみです。

ありがとうございました😊