こんにちは。
tindradroppeです。

Youtubeのオススメって、時々なぜ私にこれをすすめるの?と謎なものもありますが、
昨日オススメされたのは、本当に謎すぎてニヤニヤ
アマゾンの治療儀礼「アヤワスカ」。

どうしてですか?
最近見たのは、音楽のPVとワンワールドで世界一周するとか、
これもオススメだったけど、清水ミチコ。 
笑っちゃいましたけど笑い泣き

アヤワスカは、主に欧米人のニーズで観光化されているようですが、植物の根っこを使った幻覚体験ツーリズム。
あのウィル・スミスも「人生が変わった」と語っているのだとか。
ドキュメンタリー映画になっていて、1日だけ限定公開になっていたので、
予備知識もなく、オススメされるがまま興味本位で2/3くらい見てしまいました。

否定も肯定もなく、途中で見るのやめました。
ちょっとディープな世界で、私にはこちら方面はあまりご縁がなさそうです。
(※日本では「アヤワスカ」は違法です。)


じゃあ、これはどう?という感じで、次にオススメに上がってきたのは

久高島。

Youtubeは、私をシャーマニズムに誘ってきます。

行きましたよ。久高島。
よく「呼ばれた人だけが行ける」など聞きますが、
私の感覚では、伺いたいと願い、許可をいただけるか。
ということなんじゃないかと思います。
自分が呼ばれた人間だなんて、おこがましくて言えませんわ。


伺ったのは、2017年7月。
この時、私はちょっと苦しい時でした。
2回目の結婚をして、3年目。
4月の終わり頃だったかな?オット②は単身沖縄へ。

6月に一度帰ってきて、その後音信不通に。
その沖縄に戻る時も、様子が変だなぁとは思ったのです。
何も話さず、私のことは眼中にも入れない感じで、とっとと搭乗口へ。
あらら、まぁ、その内連絡あるでしょと楽観的に考えていましたが、
全く音沙汰なし。
7月に私が沖縄に行く予定で、飛行機のチケットは購入していたので、
どうしたもんかなと思っておりましたら、一言だけ
「来ても会えない。」滝汗滝汗滝汗

一方通行でも、こちらからは
食品を送ったり、LINEはしていたのですが、理由もわからずあまりにも理不尽…。
今思うと、2ヶ月近く無視されてたのですが、よく頑張りました、あたし。


でも、行きたいな。沖縄。
幸い首里城の近くに友人がおりまして、
会いたい!何泊してもいいよと言ってくれたので、お言葉に甘えて行くことにしました。
別に、オット②に会えなくてもいいや、私が行きたいのだから行くのだ!
沖縄聖地巡礼をしようと思いまして。いざ。

 

久高島にも行きたかったのですが、もう一ヶ所どうしても
慰霊をしたいところがあったのです。(その話は、別の機会にします。)


久高島には友人も一緒に。
斎場御嶽とセットで行きました。

斎場御嶽は、何年振りでしょうか。30年以上?
ゼミが沖縄文化研究だったので、当時、ゼミの旅行で先生に連れて行っていただいたのです。
当時は、本当に知られていなかったのですよ。
世界遺産になってから、整備されとてもきれいになっていました。


写真で見てもエネルギーすごいですね。




「今からお伺いいたします。」と久高島を遥拝する。



久高島へは、安座真港から高速船で15分。

フェリーでも25分で到着します。




久高島は聖なる島ですから、タブーを侵すことがあってはいけません。
知らなかったでは済まされません。
なので、沖縄へ行く数日前にガイドさんを予約しておりました。


ガイドさんにお願いして正解でした。
興味深いお話を伺えましたし、車で移動できるのでありがたかったです。
もし、また行く機会に恵まれましたら、自転車で巡りたいな。




こちらが最聖域・フボー御嶽。




御嶽入り口。ここから先は入れません。
ガイドさんと友人わいこ。

 

紀子さまがいらした時、お入りになったそうですよ。
その後、ご懐妊なさったのだとか…


草の葉のお守りの作り方を教わりました。
もう忘れちゃったけど。


 


 

こちらは、イシキ浜。



イシキ浜は、理想郷ニライカナイから五穀の種が入った黄金の壺が流れ着いたとされる霊地。
久高島の中でも神聖な場所のひとつ。

壺の中には、麦や粟など七種の種子が入っていたと言われていて、
これが琉球の農耕の始まりになったと伝えられています。



どなたかが祈った跡。
お守りになりますと言われて、写真に収めました。




空の色が宇宙。
 




沖縄の土着のシャーマニズムにおいて、その儀式を執り行う巫女のことをノロと言います。
沖縄にはユタと呼ばれる方達もいらっしゃるのですが、ノロとユタはチャネリングのお相手が違ってきます。
ユタさんたちは、死者の口寄せや、霊との交信をされ、民間のシャーマンと言えるでしょう。
ノロは、ニライカナイの神々やその土地の守護神の依代となります。
久高島の行事、神ごとを司っているのは、ノロさんたちです。

そして、久高島のノロには二つの家系があります。

琉球王朝時代に定められたノロ制度のもと、王府任命のノロ職として、公式指名を受けていたのが外間家(ウフグイ)。
島のノロとして指名されたのが久高家(ウドゥンミャー)です。

外間殿と久高殿。
島の重要な行事が執り行われる祭祀場は、二大聖地です。
お寺や神社とイメージが異なりますが、こちらに太陽や、月、竜宮などの神々が祀られています。
とてもシンプルであることが、気を遮るものがなく、清らかで混ざりけのない空気感です。
ここで、とても口を開くのは憚られるような神々しさなのです。
立っているだけで、ボディスキャンしてもらっているような感じです。


外間殿(ウフグイ)




 

 

久高殿(ウドゥンミャー)
12年に一度の午年に行われていた「イザイホー」の舞台となっていた場所です。
イザイホーは、久高島で生まれ育った30歳以上の既婚女性が神女となるための大切な就任儀礼です。
600年以上にわたって受け継がれたイザイホーですが、後継者不足から1978年を最後にとだえています。
 




イラブー(エラブウミヘビ)の燻製小屋。
イラブーは神様の使いとされていて、漁や薫製は神聖な行為であるため、
神聖な儀式の一部になっています。漁は最高位のノロが手づかみで行っていたそう。




大里家(ウプラトゥ)



最後に久高島で起きた悲恋のお話を伺いました。
久高島に参拝に訪れた尚徳王は、ノロのクンチャサと出会い、寵愛しました。
二人が暮らした家が、こちらの大里家。

尚徳王は、喜界島を制圧した後、首里ではなく久高島に帰ってきたそう。
本当に本当に、クンチャサが好きすぎたんでしょうね。
久高島にいる間に、首里でクーデターが起こってしまいます。
側近金丸が尚円王となったため、尚徳王は海に身を投げ、クンチャサもその後を追ったのだとか。



久高島のイザイホーについては、帰福してからも気になって仕方なく、
書籍を買って読んだり、それこそYoutubeで、残っている映像を何度も観ました。
畏れと親しみと、どうしようもなく詳細が知りたい衝動に駆られたのです。
白装束の女性陣の中のどこかに自分がいるのではないか?という感じですね。
不思議な感覚です。

なのに、6年経ってYoutubeのオススメに上がってくるまで、忘れていました。

さて、そんなこんなで。
福岡に帰る前の日、イシキ浜の石のお守りの写真をオット②に送ったのです。
そしたら、翌日連絡が来て、手のひらを返したように平謝り。
私は夕方の便だったのですが、空港まで見送りに来て、少し話し。
翌日の便で、自分も福岡に帰ると言うではありませんか。
なんかよくわかりませんが、要するに沖縄、合わなかったんでしょうね。

呼ばれる、選ばれる、許されるというのは、久高島に限ったことではなく、
沖縄そのものが、そのような不思議な力が働いているようにも思います。
なんだか、迎えに行ったような格好ですが、はぁニヤニヤ
長くなりますので、そこはいずれまた、自分を癒す必要が出てきた時に書きたいと思います。

そうそう、話戻りますが、
やっぱり、民俗学とか宗教とか、どうしても気になるし、掘りたくなってしまうので、
好きなんでしょうね。
Youtubeさん、よくご存知で。