細長い部材や薄い部材に上から荷重を加えたとき、ある一定の荷重を加えると急に部材にたわみを生じる現象を【座屈】という。


細長い棒のようなものに、縦に圧力が加わると、あるとき急にぐにゃっと曲がるのが【座屈】だ。


このような細長い部材の【座屈】【オイラー座屈】という。


細長いほど【オイラー座屈】しやすくなる。


【細長比】という値があり、【細長比が大きい】ほど細長いため、【細長比が大きい】ほど【オイラー座屈】しやすいということになる。


【座屈】には、ほかに【局部座屈】【横座屈】というものがある。


【局部座屈】は、「部材の一部が局部的に座屈を起こす」ことを言い「板の座屈」ともいわれている。


【局部座屈】【幅厚比が大きい】(=薄い)部材ほど起こりやすい。


どちらの【座屈】も起こらないよう、両方に対して安全なように部材を選定する必要がある。



もうひとつの【横座屈】は、曲げ応力が作用する部材に起きる座屈である。


【横座屈】は梁で起こりやすく、これを防止するために【横補鋼材】という部材を入れる。



【座屈】は、材料そのものがもっている強度よりも、遥かに小さい値で耐力低下を起こす現象である。



本来は、もっと耐えられる力があるのに、耐えられなくなる。



人間の心にも、そんなときがあるよね。


神経を太く(細長比を小さく)、

面の皮を厚く(幅厚比を小さく)して、

適切なサポート(横補鋼材)を受けることで、

人間の心の座屈も防止できる!


心が折れない秘訣でした。


なんちゃって。