こんにちは、ちずみです。
昨日は前回ご紹介した『日本摂食障害協会』の「サポーターの会」に参加してきました。
今回のサポーターの会では、
協会の理事をされている鈴木眞理先生(政策研究大学院大学 教授 ／内科医)による摂食障害に関する情報をはじめ、
協会にサポーター登録をされている当事者やそのご家族の方々、
実際に治療現場で活躍されている専門家の先生方のお話を伺うことができました。
また私も自分の経験をお話しさせていただきました。
様々なお話があった中で私が一番印象に残ったのは…
「怖くて食べられない」とか、
「衝動的に過食してしまう、過食した後にもどしてしまう」
などの症状がなくなることを目標にするのではなく、
症状との折り合いをつけながら社会生活を送っていける状態を目指しましょう
という先生方からのお言葉でした。
実際に治療に携わる方々からもこのようなお話を聞けたのは
非常に嬉しく思いましたし、私自身の励みにもなりました。
当然のことながら
食に関する恐怖心や執着、異常な食衝動などの症状が
100%なくなることは理想的な「治癒」の形だと思います。
でも…もしそうした症状がストレスを解消させたり、
自らの心身のバランスを保つことにも役立っているのだとしたら？
せっかく心と体の均衡を保つために役に立っている自分の一部を「悪いもの
」のように扱って、
」のように扱って、無理矢理抑え込んだり、消し去ろうとしたりする必要が果たしてあるのでしょうか？
そんなむごいことをしたら…
何よりも自分自身がかわいそうですよね
そう思いませんか？
なのでまずは、
「食の呪縛から解放されて全く症状が出なくなる」
このような100%治ったと言える状態を目指す完璧主義をやめて、
「症状を抱えて揺れ動きながらも社会生活をほどほどに楽しめるようになる」
といった具合の完璧じゃない自分もとりあえず認めて受け入れてみる。
だって…
そんなに苦しくなるまで自分を追い込んでまで
「一生懸命に頑張って生きている」のですから！
「頑張って生きてる私はエライよね
」
」「こんなにもしんどい思いをしながら
毎日ちゃんと生きてる私ってすごいよね
」
」「まだダメなところもあるけど…
そんな自分でも犯罪に手を染めたり
社会的に許されないことをしてるわけじゃないんだから、
こんな私でもいいじゃん！ね
」
」こんなふうに…
少しずつでも100%じゃない自分を認めて受け入れてみる。
自分の全てを受け入れるのが無理ならば、せめて体だけでも、
手を当てたり優しく撫でたりしていたわってあげてみる
正直私も、症状が重く苦しかった頃には、
そうやって考えたり実践したりすることにかなり抵抗がありました
でも、少しずつできるところからやってみて、
それが躊躇なくできるようになってきた頃から
次第に病気に囚われることなく楽に生活していけるようになりました。
とは言っても、今の私の状態ですと、
症状の有無だけで判断した場合には決して
治癒した状態とは言えないと思います。
ですがWHO(世界保健機関)の「健康」の定義、
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、
すべてが満たされた状態にあることをいいます。」（日本WHO協会訳）
に基づいて考えてみれば…
限りなく「健康」に近い状態になっています
私にとって人生をより豊かで幸せなものにしていくために大切なのは…
「症状が出ないようにすること」ではなく、
この定義にあるような「健康になること」。
すなわち「治癒が100%でない自分をも受け入れること」です。
だって〜、
健康な状態でなければ人生を楽しむことなんて
できないですからね〜
多少病んでいる部分があっても楽しく生きたい
人生、楽しきゃええやん（笑）
（笑）「完璧主義」を止めて「いい子」になることを放棄したら
それが本音だと気付いちゃいました
（笑）
（笑）ズルズルと摂食障害を引きずってきたこんな私でも
このように変わってこれたのですから。
大丈夫です
絶対にその苦しみから抜け出せる日は訪れます！
なので今苦しい最中にいる皆様も決して希望は捨てないでくださいね
大丈夫
どんな姿でもどんな状態にあってもあなたはあなた。
完璧なまでに美しい価値ある存在なのだから
そんなに無理して頑張らなくても大丈夫
心配しないで。
必ずや明るい未来が待っています
最後までお読みくださいまして
ありがとうございます
