(治療とは関係ない話です)

 

男性不妊で治療をして、

結果としてこどもを

授かることができましたが、

これが昔の時代だったら

絶対こどもは持てていないよなぁ

と改めて思いました。

 

不妊の原因に、

男性が関係していることもある、

と言われだしたのって

結構最近なのでは?

と思います。

 

でも、実際昔から

男性不妊の方はいらっしゃったと

思うんですよね。

 

しかし検査などはしないことが多く

女性側に原因がある、

と言われてきっと辛い思いをされてきた

女性の方々も多かったと思います。

 

実際、私の親戚でも

こどもが欲しくても

持つことができなかった女性がいます。

 

その人は、

「私が産めなかったから…」

と申し訳なさそうにいつも

言っていましたが、

本当のところはわかりません。

 

私たち夫婦も、

ひと昔前に生まれて

結婚していれば、

こどもができないのは

私の責任になっていたでしょう。

そして、

一生こどもは持つことは

できなかったと思います。

 

 

科学や医療の進歩って、

人の命だけでなく

心も救う。

 

本当に感謝してもし切れません。

 

制度の部分でも・・・

AIDについて、

賛否両論があります。

でも、こどもが欲しくても

男性不妊で持つことができない夫婦。

その夫婦に向かって、

頭ごなしに

「そんなの親のエゴだ!」で

どうか片づけないで欲しいです。

 

いろんな問題やこどもの将来、

血筋について、家族間のこと、

AIDに進んでいる夫婦は

色々考えて考えて進んでいます。

 

重度の男性不妊は約1%と言われています。

一般的にはマイノリティに属すると思います。

でも、

選択肢が多いことは

こういったマイノリティの

私たち夫婦含め、

苦しい思いをしている人々を

本当に救ってくれます。

 

とりとめのない文章になりましたが、

現代の医療・制度に

心から感謝したくて

書かせていただきました。

 

これからも更なる発展を望みますし、

そのためにも、男性不妊について

もっと気軽に話せるような

(センシティブな問題なのは

重々承知ですが…)

そんな世の中になっていけば

いいなぁなんて思います。