今日は連日のコーヒー記事から少し離れて美味しいお菓子の物語をご紹介します。





時は19世紀。

場所はフランスのパリ。


物語はパリのある地方のホテルで働く姉妹から始まります。


ステファニーとカロリーヌという姉妹はとても仲が良く、ともにホテルで働き、キッチンを担当。



ある日、姉妹は仕事の終わったキッチンでその地方に伝わる伝統的なお菓子の一つであるアップルパイを焼いていました。




しかし、少し目を離した隙に林檎は砂糖が焦げてキャラメリゼに。




これではアップルパイには向きません。
しかし、姉妹は諦めずにキャラメリゼになった林檎の上にタルト生地を焼くことにしました。




するとどうでしょう!




焼きあがったタルト生地はキャラメル化した砂糖が生地に馴染み、ひっくり返してみると艶々の林檎がとても美味しそうキラキラ





失敗作のハズのアップルパイはまるで最初から完成された一品のような出来だったのです。






林檎そのものを楽しむリンゴのタルト





新たに生まれたケーキは姉妹の名前をとって


コスモスタルトタタンコスモス




と名付けられました。






その後、タルトタタンは地元の人々から愛され、今ではタルトタタン愛好会まで出来ました。



そして時を経てタルトタタンはパリを飛び出し世界でも愛されるお菓子なりました。






実は日本にもパリで食べたタルトタタンみ魅入られ京都のある街で30年以上、タルトタタンを作り続けた女性がいます。




彼女はその功績を讃えられ、地元タルトタタン愛好会からも表彰されました。




今では高齢になり長時間、キッチンに立てなくなったお孫さんが彼女の意志を引き継ぎ、「おばあちゃんのタルトタタンの味」を守り続けています。



姉妹の一つの事を諦めずに成し遂げる力がタルトタタンというお菓子を生み、世界中にファンを作ったのかもしれません。













何事も諦めずに成し遂げる事で新たな可能性が生まれる事もあるんですね。















迷った時や躓いた時にはこのタルトを作ってみようかなぁと思います。



























Android携帯からの投稿