こんにちは。

 

いつもご訪問ありがとうございます。

 

我が家のジュンベリーの木(大きいです)には

 

驚くほどたくさんの実がなり、

 

毎日数百羽の鳥たちが

 

今こうして文字入力している時もひっきりなしにやってきています。

 

 

 

 

鳥のことは詳しくないのですが、何といっても一番は食いしん坊の鵯(ひよどり)。

 

身体の小さい鳥は、用心深く、でも、つがいで来て仲良く

 

分け合っている姿は本当に可愛らしいです。

 

 

合格クローバー合格クローバー合格クローバー

 

 

さて、今日は『澁柿園』7月号(通巻599号)の「一面鏡」をご紹介します。

  

 

「一面鏡」とは歴代の澁柿園代表が綴っているエッセイや俳論などの欄で、

 

 

毎号巻末に掲載しています。代々の代表が毎号綴って来たので、今号で

 

 

599回目になります。

 

 

 

             赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー赤薔薇クローバー

 

 

   <俳句の辺>(36)

          木田多聞天 

   

    『澁柿園』巻頭句あれこれ⒇

   

 

 

畠山容子の巻頭句

 

輪のなかに君も来たまへ桜餅   容 子 

     (『渋柿園』  第562号 令和三年)

  

 

後藤朋子の巻頭句

 

ねんねこを叩いてあんよ喜ばす  朋 子

     (『渋柿園』  第480号 平成二十七年)

 

あじさゐや子供は雨を青く描く

(『澁柿園』  第505号 平成二十八年)

 

糸先を拒む針孔春遅々と 

     (『渋柿園』  第573号 令和四年)

 

朋輩は雀と鴉捨て案山子

     (『渋柿園』  第579号)

 

行々子啼けよこれよりみな捨田 

     (『渋柿園』  第589号 令和五年)

 

空蝉に降る鳥のこゑ風のこゑ

     (『渋柿園』  第590号)

  

 

斎藤ひでをの巻頭句

 

菊の香や指の形の道しるべ    ひでを

     (『渋柿園』  第451号 平成二十四年)

 

薫風を手招くやうに太極拳  

     (『渋柿園』  第458号 平成二十四年)

 

カーテンの襞に潜める夜寒かな

     (『澁柿園』  第545号 令和二年)

 

息止めて落款を押す十二月

     (『渋柿園』  第559号 令和三年)

 

老いてこそわかる幸せ萩の花

     (『澁柿園』  第592号 令和六年)

   

 

木田多聞天の巻頭句

 

疣結びを父に教はり冬用意    多聞天

     (『渋柿園』  第440号 平成二十三年)

 

闇に生れ闇を生みける花火かな

     (『澁柿園』  第461号 平成二十五年)

 

万緑や水脈ふれ合ひし遊覧船  

     (『渋柿園』  第471号)

 

門松や荒縄の香の仄立ちて

     (『澁柿園』  第488号 平成二十七年)

 

体ごと笑うて来たる合格子

     (『渋柿園』  第513号 平成二十九年)

 

梅雨明けや紙飛行機の空となり

     (『澁柿園』  第541号 令和元年)

 

朴落葉森のしじまを揺らしけり

     (『渋柿園』  第569号 令和四年)

 

マンホールに卍の見ゆる雪解かな

     (『澁柿園』  第572号)

 

 

 

      

 

 

 

          さくらんぼさくらんぼ  赤薔薇クローバー合格クローバー合格赤薔薇クローバー合格  さくらんぼ

 

 

 

 

《秋田・角館(かくのだて)吟行その2》

 

こまち号に乗って50分、秋田県の県庁所在地秋田市に到着。

 

すぐタクシーに乗って千秋公園、久保田城跡へ。

 

 

 

石段を登り、久保田城表門をくぐり、

 

緩い坂を登り切ると御隅櫓(近年再建)が迎えてくれた。

 

久保田城跡の静寂やえご散れり   迪女

 

エレベーターで4Fの展望室へ

ぐるりと秋田市内を見下す。

 

真下の木の下のベンチにKさんが見えた。

叫ぶと届いたらしく、手を振り、五分後には私と同じ展望室の人に。

 

ゆったりと坂道を下りながら鳥の声を楽しむ。

 

久保田城下り睡蓮愛らしき  鈴之介

 

 

 

 

 

秋田県立美術館のカフェでくつろぐ。↓

 

美術館のカフェの水際に憩ふ夏    迪女

 

 

 

水湛ふる緑のなかに紅茶の香  鈴之介

 

 

それから駅の近くでランチと句会。

 

 

句会はそれなりに楽しかったが、割愛して

もう少しゆったりと公園散策や絵画鑑賞をしたかったかな。

今後の吟行旅の課題である。

 

また拙句ばかりでなく、皆さんの句も掲載したかったのだが、

許可を得る必要もあり、今回(その1その2)は

既発表の迪女さん、玲子さん、郁子さんの句にとどめた。

 

ともあれ私たちはすべての行程を終え、

特急つがる号で2時間の弘前市に無事帰った。

18時を過ぎていた。