こんにちは。

 

いつもご訪問ありがとうございます。

 

今日は晴れ渡り少し風の強い日でした。

 

梅雨入りが近づいているのでしょう。

 

さて、今日は5月例会の結果をごらんください。

 

 

花火   花火   花火

 

 

 

5月第一例会

             

              令和6年5月7日

              於 弘前市民会館

 

   「 葉 桜 」(兼題)

 

 

葉桜や緑に灯る非常口          正 子    

 

葉桜をざつと洗つて雨あがる       朋  子

 

桜若葉顔のきりりと部活の子       多聞天

  

葉桜や石置く屋根に網干して       郁 子

 

葉桜のかげのかがよふ小径かな      由紀子

 

花は葉に人力車待つ追手門         恵

 

 

  「  雑   」(兼題)

 

 

海色の津軽びいどろ夏めけり       迪 女

  

石工のしるし留めて城若葉        玲 子

  

手水鉢の平らに流れ新樹光        雪 江    

  

鳴き砂の子らの靴跡夏に入る       いく子

 

雨雲の動かざる朝竹落葉         容 子(鈴之介)

 

 

 

 

                赤薔薇 クローバー赤薔薇 クローバー 赤薔薇 クローバー 赤薔薇 クローバー赤薔薇 クローバー     赤薔薇                      

          

 

5月第二例会       

            

              令和6年5月19日

              於 弘前市民会館

  「 雑 詠 」(兼題) 

  

 

水口の水に溺るる早苗かな         雪 江

  

手は何を掬ふでもなく夏の湖        容 子

 

まだ山を映す植田でありにけり       朋 子

 

 

「 薄 暑 」(席題) 

 

大店の暖簾を下ろす街薄暑         由紀子

 

アスファルト流す匂ひや薄暑光       玲 子

 

石段の先も階薄暑かな           迪 女

 

一杯で帰るつもりの夜の薄暑        郁 子

 

参加賞のペットボトルを飲む薄暑      多聞天                 

 

 

「  高  」詠み込み(席題)

 

 

高階に嵌め殺し窓夏の月          恵

  

高台に青き尖塔若葉風          いく子

 

 

           

 

 

 

 

 クラッカー    花火

                    花火  花火  花火  花火 クラッカー

 

 

《秋田・角館(かくのだて)吟行1》

 

5月下旬、渋柿園メンバー6人プラス3人計9人で1泊2日の秋田県角館(仙北市)と秋田市の吟行に出掛けた。

 

青森県弘前市からJR奥羽線で秋田県鷹ノ巣(たかのす)駅へ1時間半くらい。

そこから私鉄秋田内陸縦貫鉄道で阿仁合(あにあい)駅まで1時間ほど。

更にここから「急行もりよし号」に乗って角館まで1時間余。

長い乗車時間だったが、乗り換えが多かったせいか、退屈はしなかった。

 

   

  カラフルな電車浴びゆく青葉光  迪女

 

 

これが一両列車もりよし号

 

青田澄む峡の棚田は美しきなり   玲子

 

 

 

 

田園を抜け峡谷を通過する。多くの無人駅も通過。

 

 

花藤の山迫りたる無人駅  郁子

 

 

 

 

 

 

 

途中のマタギ駅

熊が多く出ている秋田。ちょっと心配だったが、旅では全く見かけなかった。

 

夏霧やトンネル長きマタギの地  容子(鈴之介)

 

 

 

  

 

お昼前ようやく角館駅に到着。

 

タクシーに分乗しホテルへ。

荷物を預けて、

稲庭うどんのおいしいところを紹介してもらう。

みんな食べるとなると心ウキウキ。

各々の胃袋に合わせ

美味しくいただく。

 

吟行というよりすっかり観光気分。

 

                        

でで虫も居心地良しと青柳家   玲子

 

 

 

 古井戸の水を掬へば青葉かな  鈴之介

 

 

 

 

こんな がちゃがちゃ もあった。

 

 

 

9人で巡って

途中もろこしを買ったり

お酒を買ったり

 

 

 

沿道の店で思い思いの飲み物を注文して

 

おしゃべりをしたり、人力車の行き交う道を眺めた。

 

 

 

 

武家屋敷通り潤す緑雨かな   迪女

 

私はご当地ドリンクを頂戴する。優しい味のサイダーでとても飲みやすくおいしかった。

 

 

 

 

夜は近くの居酒屋で夕食を取りながら句会を開く。一人5句。なかなかの盛会だった。

 

翌朝ホテルの近くで秋田犬に会う。

 

とても可愛い。でも触らないように!と。

 

 

そうこうして角館を去る時間になった。

 

 

 

 

私たちは秋田市へ向かうため角館駅から

 

新幹線特急こまち号に乗車した。こまち号に乗るのはみんな初めてだった。

 

(次回に続く)