こんばんは。
いつもご訪問くださり、ありがとうございます。
弘前は梅雨入りしたとは思えない快晴の一日でした。
今日は『澁柿園』7月号に掲載した
5月の例会の結果をお届けします。
5月第一例会
日時 5月6日(土)13:00~
場所 市民会館会議室
出句 兼題
新茶2句 夏季雑詠3句 計5句
高得点句
新茶
新茶汲む北の城下に茶畑町 朋 子
茶の国の風芳しき新茶かな 容 子(鈴)
しわしわの手から揉みでる新茶かな 鳶 尾
居住まいを正しいただく新茶かな 恵
懇ろな所作に新茶を汲みくれし 迪 女
亡き父の万古の急須新茶酌む 栄 子
独り居を包みて余る新茶の香 玲 子
茶談義や珈琲党に新茶注ぐ 正 子
走り茶や上がり框に荷を解き 郁 子
箒目の美しき境内新茶酌む いく子
みづうみは山の姿見風五月 ひでを
仮置きの天守を包む緑雨かな 恵
子等の瞳と仔牛の眸新樹光 容 子
春惜しむ朝な夕なの山の色 迪 女
雨が洗ふ草木のあをさけふ立夏 朋 子
藤房の下より見ゆる売家札 郁 子
満天星の鈴鳴らしけり垣の風 多聞天
5月第二例会
日時 5月22日(日)13:00~
場所 市民会館会議室
出句 兼題 夏季雑詠 3句
席題 レース 1句
若(詠込) 1句
計5句
高得点句
「 雑 詠 」(兼題)
新緑に天使のあけし小窓あり 鳶 尾
廃鉱の町アカシアの花盛り 迪 女
竹の子飯昨日の山を語りつつ 多聞天
原爆碑へ白き花輪を青時雨 正 子
縄文のはるかより鳴く行々子 恵
「 レース 」(席題)
とむらひの手套艶めく黒レース 郁 子
レース着て一日なんだか落ち着かず 容 子(鈴)
レース着て母子連弾の駅ピアノ ひでを
「 若 」詠み込み(席題)
早苗饗や山門を入る般若湯 郁 子
若きらのミーティングてふ夏の芝 迪 女
若しかして来世あるなら沙羅の花 いく子
若葉風だれかハモニカ吹いてゐる 容 子(鈴)
ひるがへる葉裏明るき若楓 朋 子
《我が家は雑草園》
今年も薔薇の季節が終わる。
摘んだ花殻や枝葉を片付けながら
まだ咲いている薔薇をいとおしむこの頃だ。
我が庭は雑草が幅をきかせているが、
写真は綺麗なところだけを切り取れる。
というわけで綺麗なところをどうぞご覧ください。