宮部みゆきの模倣犯、良くある猟奇殺人をテーマにしたサスペンス、そう思って見てました。
後編の最初の方で、犯人がアッサリルポライターの滋子に自分の正体をばらしてしまい、どうなることかと見ていました。

どちらかというと、ぱっとしない滋子の言動にいらいらさえしながら。

そして、残り30分を切ったあたりから始まった反撃のシーン。テレビのショーで犯人である作家の網川と滋子の対談が行われる。網川からの執拗なバッシングに黙って耐えた挙句司会から反論は?と聞かれ

真犯人Xについて取材を始めた、と切り出します。Xが壮絶な子供時代を過ごした事を明かし、でもXには作家としての才能など無いと。Xの犯行はアメリカで起きた事件のさるまねだ、と。

中谷美紀の名演技に鳥肌が立ちました。
見終わってからこのシーン、何度も何度も再生してセリフをほとんど暗記してしまいました。

こんな大どんでん返しを考えつく作者は天才だと思いました。このセリフを考えだした脚本家もすごい。

そしてそれを見事に完璧に演じた中谷美紀にただただ感動しました。

久しぶりに心を打たれたサスペンスドラマでした。