そらです。思考よりも感覚を優先しましょうって良く聞きますよね。
思考が混み入ってしまった時に、一旦考えることを手放して、
自分の感覚や感情に着目することは、問題解決にも有益です。
ですが、この言葉に違和感を覚える方もいると思います。
・思考よりも感覚を優先しましょう
実は、これは誰にもでも当てはまる言葉ではないのです。思考にばかり集中してしまう状態の方に向けた言葉なんです。
とはいえ、思考優先教育を受けてきた現代の方は、多くの場合、こちらなんですが。
一方、感覚にばかり集中してしまう状態の方がいれば、逆の事が言えるのです。
なので、思考を手放すことを実践する前に、ご自身がいま思考に偏っているのか、感覚に偏っているのかを知ることは大事です。
そうすると、思考と感覚のバランスが大事なのかな、と思われるかもしれませんが、ここも終着駅ではありません。
バランスをとろうとする、それって左右の均衡な力によってお互いに同じだけ負荷があって、緊張状態を保つことになる。
これは結構なストレスです。
いっそどちらかに偏ったほうが、緊張がない。
だらっとできる。
だから大抵の方は無意識にどちらかに偏っている。
そらならば、どうしたら良いか?
と気になりますね。
本当に理想的なのは思考と感覚が同じであることなんです。
両極に思考と感覚があって、その真ん中を目指すのではなく、思考と感覚が重なる事を目指すのです。
答えを言ってしまいましたが、いきなりそこに到達できる方は稀です。だから、ひとまずは、極端に偏っている状態を脱して、ゆるっと、ふわっと、なってみれば視界が開けます。
そこからが本当のスタートです。
水上そら