【あの頃のことを思い出した ④】

自分の中にしまっていたものを

書き出すプロジェクトが

軌道に乗り始め

言葉によって

分離して散らかっていたココロが

形を表し出した頃

衝撃の事実を告げられた



それユーレイだから



わたしが書いたものを

読んでいてくれて

わたしが見えていたモノの一つについて

突如メールが来たのだ


ソレはかわいそうにみえて

放って置けなくて

側に置いておいたモノだった




見えないくせにオバケ恐怖症のわたしは

まさに

((((;゚Д゚)))))))だった




会った時にも付いてたけど

その時は「その時」ではないから黙っていた

とのこと



確かに

オバケとか付いてたらどうしようかと思ってました〜

と言ったわたしを

さらっとスルーして

「大丈夫、居ませんよ」とは言わなかった



指摘されてからのザワザワ感



どうしよう!

今なら壺買うかも!?

 


しかし

その人は

「とってあげますよ」

とは言わなかった



「わたしなら追い出すな

よく考えてね」



まさかの応援オンリー




でも

すぐに辻褄が合った

全てのピースの不整合が解消されて

ソレか

とわかった



だから

ソレを追い出した



2、3日は近くに寄って来たけど

邪魔よ

って言い続けた



そして


ある瞬間


勝ったね


と、声がした




そこからの幸運の連続

ほんとうに不思議




その人は

期待ということが何か知っているみたいだった

期待とは

自分の思い通りになるように願うことではない

字の通り

期を待つことで

その時が来るのを

待つこと

その時は来るかもしれないし

来ないかもしれない

見失うかもしれない



その人は

フツウの人が見落とすような

「その時」も見える人だった



期待って高度な技だ




河井まことさん、

ほんとうに

ありがとうございました


水上  宙


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