私が仕事をさせてもらえなくなってしばらくした頃、なぜか近くに住む義母まで、電話番に駆り出されるようになりました。
義母は特に何も言ってこなかったけど、ちょうどいい機会だったので、今の夫婦の状況を少しだけ聞いてもらいました。
義母は今までも、
「何があってもあなたの味方だからね」
とずっと言ってくれていた人。
…だったんですが、どうやら味方に見えてただけだったよう![]()
話を聞いたその日は、
「それはひどいわ」
「お父さんからちゃんと話してもらうからね」
「私も頻繁にここに来るようにするから、大丈夫よ」
と心強い言葉をたくさんくれました。
──が、全部、嘘でした![]()
翌日から、義母の態度はガラッと一変。
何を息子(夫)から聞いたのか、事務所に来ても声ひとつかけてこず、むしろ今までお互い煙たがっていた親子が、妙に仲良さげにして見せつけてくるという謎の展開。
完全に孤立しました。
お互いあれだけ愚痴り合ってたのにね。
やっぱり“血の結束力”ってすごい。
義母に「お義父さん、夫と話してくれましたか?」と聞いても、返ってくるのは「してないみたいよ」の一言だけ。
そもそも、義父と夫がゆっくり話をする姿なんて、ほとんど見たことがありません。
そして最終的に義母が言ったのは、
「夫婦の問題やからね」
……と、きれいに距離を置かれました。
それ以来、義母はやたらと夫の手伝いに来るようになり、あんなに義母に冷たかった夫も、なぜか義母にだけは普通に頼みごとをするようになりました。
毎日が地獄…..![]()