海の青は空の青。

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空 好き。
いろんな表情あって
それによって 元気にも 切なくもなる。

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2017年12月18日

とても悲しいことが起きました

SHINeeのジョンヒョンが

天国へと旅立ちました

 

ここのブログでは

SHINeeのお話は書いていません

しかし

デビュー当初からのファンで

SJよりも先にファンになったので

どうにも自分の気持ちをまとめられず

この場をお借りして

書きながら少しでも整理したいのです

 

 

この記事を書くのも

手が震えます

 

まだ受け入れられない

 

もうすぐ1か月が経つのに

現実に向き合いたくなくて

向き合えなくて

自分自身の安定を保つために

目をそらして逃げていました

 

不思議なんです

 

悲しみに明け暮れている自分

冷静でいつも通り日常を送る自分

 

無気力でボーっとしている自分

立ち上がるためにもがく自分

 

対照的な二人の自分が

ずっと存在しているんです

自分がどんな自分だったのか

最近よくわからない時があります

 

自分が自分じゃないみたいで

すごく怖くなって飲まれそうになる

それが嫌で今もきちんと向き合えていません

 

 

彼は本当に自分の持てるすべてを

命までをも音楽に捧げました

 

自分はそこまでできることがない

そこまでしてきたことがない

 

彼はたくさんの困難を乗り越えてきました

それはもう誰にも知ることができない

誰にも測ることもできないほどの努力で

 

自分はそこまでしてきただろうか

自信ない

 

それなのに

なんでこんなに身動きが取れなくなっているのか

 

 

彼の数々の言葉や

訴えていた気持ち

彼の最期の言葉を知って

何時しかの自分を思い出しました

 

そしてこれは

今でも思うことです

悲しいことに答えは見つけられていません

 

 

泣きたくても泣けない

周りを困らせるから

 

一人の時に泣けばいい

我慢しないで吐き出せばいい

 

一人になると暗闇に包まれて

それが怖くて泣くこともできない

 

感情のやり場がなくなっていく

 

だって

泣いたって誰も助けてくれるわけじゃない

叫んだって誰かに届くわけじゃない

結局所詮ひとりなんだから

誰に言ったって無駄じゃないか

すべてを理解してくれる人なんていない

 

じゃあ

理解してもらおうなんて

そんな無駄な努力しなければいい

本当の自分は隠してしまえばいい

もしかしたらと期待して

ああやっぱり違ったと落胆して

それが一番堪える

ああやっぱり所詮ひとりなんだ

そう思い知らされる

 

自分を信じられるのは自分だけ

どんなに似た境遇の人がいても

所詮は他人

全力で言葉にしても

半分も伝わらない

それなら誤解がないくらいにして

あとは飲み込んでしまえ

 

例えばお言葉に甘えて話したとしよう

その結果どうなるかというと

相手に悩みなどの重荷が移るだけ

それじゃ相手に放り投げただけで

何も解決しないんだ

それなら自分で飲み込んでしまえ

 

 

こんな風に考えて

ひねくれていると思われても仕方ないです

 

素直に頼ればいいじゃないか

そういわれてもできないんですよ

性分だから

言ってくれなきゃわからないよと言われても

すべてをありのままに話せないんです

信じていないわけじゃないんです

性分だから

そうしたくてもできないんです

今にも爆発しそうなくらい苦しくても

笑ってふざけてるようにしか話せない

そうしないと迷惑がかかるとおもうから

そんなことないよと言ってくれる人もいます

でも甘えられないんです

素直に寄りかかることができない

やろうと思ってできるならとっくにやってる

 

そうやって自分の中で

黒いものが拡がっていく

油断したら飲み込まれる

それはもうあっという間に

 

彼は人一倍優しいから

自分がどんなに苦しくても

他人の苦しみを受け入れて

すべてを背負い込んだはずです

吐き出すところがどこにもないのに

自分の苦しみは手放せないのに

 

そう思うとつらくてたまりません

自分はただの一般人だから

息継ぎをするタイミングがあります

 

でも彼にはなかった

いつどんなところを見られているか

何を着て何を食べているのか

どこにいて何をしているのか

24時間365日

誰かしらに監視されている

どんな瞬間も求められる姿で

期待されている姿でいなくてはいけなくて

プロ意識もものすごく高い彼だから
もちろん隙なんて見せることもない

 

いったいどこで息をすればいいの

本当の彼はどんな深くまで隠されてしまったの

息をしなくちゃ溺れてしまうのに

深くまで行ったら溺れてしまうのに

 

純粋に大好きな音楽をやりたかったはずなのに

それを通して伝えたいことがたくさんあったはずなのに

たくさんのことに阻まれて

自分が目指していたことができなくなって

自分が望んだ景色が見えなくなって

いつのまにか息継ぎができなくなって

いつのまにか自力では深みから出れなくなって

それでも助けてって言えなくて

気が付いたら溺れてしまった

 

なぜ救えなかったんだろう

なぜ気が付いてあげられなかったんだろう

何か少しでもできることはなかったのだろうか

ファンとして応援していたことも

彼には重荷でしかなくて

彼を苦しめるだけだったんじゃないだろうか

感動や勇気をたくさんたくさん与えてもらうだけで

彼にいったい何をしてあげられただろう

ごめんなさい

 

 

けれどそう考えていることが

きっと今まさに重荷になっている気もするんです

ごめんと後悔するよりも

今こそありがとうと感謝を伝えるべきじゃないかと

 

 

だから伝えることにします

 

 

ジョンヒョン。

デビューから今までずっと

ううん、

練習生の時からずっと走り続けてきたね。

あなたの大好きな音楽で

どれだけの人が救われ

どれだけの人に希望を与えたかわかりません。

世界中の人々が魅了されました。

あなたの作る音楽

あなたの歌う音楽

あなたの美しい歌声

あなたの素敵なダンス

あなたの笑顔や涙

すべてあなたの努力が実った証です。

しっかりと世界中の人に伝わっていると思います。

 

ジョンヒョン。

いい?

もう何も考えなくていいから。

自分の好きな音楽を

自分の思うままに作って歌って。

 

あなたはあまりにも優しすぎて

いつだって他人のことばかり。

もう自分のことだけでいいからね。

自分のために生きてください。

今はもう解放されたんだ。

年がら年中監視する目も耳もないし、

あなたを縛り付けていた鎖はありません。

 

好きなだけ眠って

好きなだけ好きなものを食べて。

別に太ったっていいじゃない?

もう気にしなくていいんだもの。

それでちょっと元気が出たら

運動したりゲームでもしてのんびり過ごして。

そういう生活に飽きてきて

気が向いたらこっちを覗いてみてね。

 

自分の一番のファンがいなくなって

不安になっているであろうテミンに、

じゃれても受け止めてくれてた人がいなくなって

しゅんとしたわんこみたいになってるミノに、

一番仲良しで一番気が合って

ほんとの兄弟や恋人みたいなキーくんに、

ヒョンラインとしてメインボーカルとして

隣にいつも立っていたオニュに、

寄り添ってあげてください。

みんなジョンヒョンの想いを無駄にしないようにと

立ち上がろうとしています。

近くで見守っていてね。

 

たくさんたくさん、ありがとう。

半分も伝わらないかもしれないけれど

ほんとにほんとに、ありがとう。

今までも、これからも、

ずっとずっと大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「いらっしゃい…おぉ、ヒョクチェ」

 

「ヒョン、なんか昼飯作ってー」

 


適当にカウンターにかける。

 


「お前なあ…ちゃんとした営業時間なんだから注文しろよ…」

 

「だって俺、ヒョンのまかない好きなんだもん」

 

「はぁ…ったく…ちょっと待ってな、今注文入ってるの作ったらやるから」

 

「やったねー」

 


なんだかんだ言いながらいつも優しいから、ジョンウニヒョンに懐いてる俺。

混んでいるときとか、夜のバーの時は、こんなワガママ言えない。
今日は運よく他のお客も一組だけで、いいかなと思って。

 

 

 

 

――そもそもこの店を知ったのは、いつだか部長がふらっとここに寄ったのがきっかけ。
料理もドリンクもおいしくて、コスパもいい。
バーといってもそこまで敷居が高くなくて、カジュアルバーといった雰囲気。
かといって、ガヤガヤと騒がしいわけでもなく、居心地がいいんだ。

そのあとも個人的に来たり、たまに一人で寄ってみたり。

 

そんなことしてるうちにヒョンとも仲良くなって。
カウンターでお酒も飲まないで、夕食を食べてる俺にヒョンが言った。

 


『おい、ヒョクチェ』

 

『うん?』

 

『お前、自炊しないのか?』

 

『んー…ほとんどしない。作ってもラーメンとか』

 

『やっぱり…』

 

 

小さくため息をついて、裏に行ったと思ったらすぐに戻ってきて。

 

一枚のチラシを渡してきた。

 


『ランチ、始めようと思ってるんだ』

 

『え!?』

 

『ただ、メニュー数も多くできないし、俺ひとりだから常連さんにしか話してない』

 

 

すげーな…
一人で切り盛りしてて、夜だって遅くまでやってるのに…

 

 

『で、だ。どうせテキトーなもんしか作ってないならここに来い』

 

『え!?』

 

『特別価格にしてやる。いつの間にか、一番の常連だからな、ヒョクチェが』

 


ふっと口角を上げて笑って、別のお客さんのドリンクを作りに行った――

 

 

 

 

 

それをきっかけに、昼も夜もここに来る頻度が増えた。
おかげさまで、栄養バランスのとれた食事を摂るようになって。

 

 

「はい、ささみのサラダとトマトチーズドリア」

 

 

ぼーっと思い出に浸っていた俺は、今日も美味しそうなまかないに引き戻される。

 

 

「うまそー!!いただきまーす!!」

 

「ふふっ、お前らみたいに食べるやつがいると作り甲斐があるよ」

 

「だっていつもうまいもんー」

 

 

サラダをぺろっと平らげて、ドリアを混ぜながら冷ます。
フーフーして食べようと口に運びながら、ふと思った。

 

 

「ん?ヒョン、今、お前らって言った?」

 

「あ?あー…そうだっけ?」

 

「言ったよー。俺以外にも常連いたんだ…」

 

 

俺だけの特権だと思ってたんだけどなぁ…

 


「まぁ…常連というか…」

 

「え?お客さんじゃないの?店員さん雇ったの?」

 

「いや、そういうわけじゃないけど…とりあえず食べろ!あー火傷すんなよ?」

 


そう言ってヒョンは厨房に入って行ってしまった。

 

 

「なんだよー…まいっか。…あちっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒョンの部屋と居候させてもらってる部屋の掃除がひと段落して。
そろそろ下に降りて片づけを手伝おうかな、と思っていた。

 

 

「ドンへ、昼飯持ってきた」

 

「わー!ありがとう!今日も美味しそう!!」

 

「焼きたてだから、気を付けて食べろー」

 

「はーい!いただきまーす!!」

 

 

フーフーしながらも熱そうで、まだ食べられそうにない。
少しでも早く冷まそうと、スプーンでかき混ぜる。

 

 

「…ドンへ、もう話しちゃえよ。俺、口滑らせそう」

 

「ヒョンやめてよー。まだだめなんだ」

 

「でもあいつほんとにしょっちゅう来るから、バレるのも時間の問題だぞ?」

 

「大丈夫。もうすぐ、話すよ…」

 

 

ヒョンは、少し呆れながらも、小さめの手で頭をぽんとした。

 

 

「ま、俺は見守ってるよ。食べ終わったら持ってきな。今日空いてるからのんびりしてていい」

 

 

ふっと優しく笑って、一階の店に戻っていった。

 

みんな、優しくて、時々ふっと涙が出そうになる。
全部、もしかしたら全部夢なんじゃないかって…

 

 

「…ヒョンもひょくちゃんも、優しいなあ…。…あちっ!」

 

 

うん。
この熱さは、夢じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『…ひょくちゃん…』

 

あ…!

 

『またね。きっとまた…あえるといいなぁ…』

 

会えるよ!友だちだろ?

 

『そう、だね…』

 

あ、ねえ!おれ、聞きたいことが――

 

『ひょくちゃん、ありがとう…』

 

 

 

 

 

 

 

「んん…」

 


重たい瞼を無理やり開く。
身体もなんとなく気だるい。
疲れと、普段そんなに飲まないアルコールのせいだ。

 

時計に目をやると、10時を過ぎていた。

 


「…っあーーー、寝た…」

 


ベッドの上でぐぐっと伸びをして、首を回すとぽきっと鳴った。
肩も何か乗ってるのかと思うくらい重い。

 

なんか懐かしい…ような、そんな感じの夢だった…。
よく思い出せないけど…
ああ。だめだ。頭が動いてない。
とりあえず水を飲もう…

 


「え…」

 


ベッドサイドに黒い、塊…?
まさかとは思ったけど、ドンへだった。
膝をぎゅっと抱えて、頭をその腕の中にしまい込むように、小さく丸まっていた。

 


「…ドンへ…?」

 


こんなとこじゃなくてソファでも寝ればよかったのに…
あ、でも俺が先に寝たから気が引けたのかな…

 

起きているか確認しようと肩にそっと触れた。

 


「!!!ごっ、ごめんなさい!!今行きます!!」

 


ドンへは大きくびくついて、飛び上がるように立ち上がった。
その突然の反応に、俺のほうが驚いてしまって、一瞬固まってしまった。

 


「い、いや…謝らなくても…てか、どこ行くんだ?」

 


俺の声に、我に戻ったのか、はっとしたドンへはその場に座り込んだ。

 

 

「あ…、ご、ごめん…びっくりした、よね…」

 

「まあ、…でもどうした?寝ぼけてた?」

 

「あー…そう、かも…へへ。ひどいね、寝言」

 

「ほんとだよ!朝一で心臓飛び跳ねたって」

 

 

二人して笑いながら話してたけど、跳ね上がり方が尋常じゃないからなんとなく引っかかって。
あんまりこんなことにこだわって話す必要なんかないんだけど…

 

 

「どんな夢見てたらそんな寝言出るんだよー」

 

 

軽く、茶化すくらいに言ったのに。
ドンへは顔を強張らせて、また小さく縮こまって…

 

 

「へへ…っ、ねえー、こ、怖いよね!あーのー…遅刻するとさ!」

 

 

見逃さなかった。
手が、震えていた。
おでこが、汗ばんでいた。

でも…必死に隠そうとしてるから、触れちゃいけないような気がして。

 


「遅刻する夢か!それは焦るわー!うちの部長さ――」

 


そうやって笑い飛ばすしかなかった。

 

ドンへは、闇を抱えてる…
きっと、今まで誰にも話してない。
俺が思うより、周りのだれもが思うよりきっと、
深くて…暗い…

 

 

「…ひょくちゃん?」

 


ドンへが心配そうに顔を覗き込んでいた。

 


「あ、ごめん…急に黙り込んだから、どうしたのかと思って」

 

「いや…」

 

「ふふ、ヒョクもまだ寝ぼけてる?あ、顔洗いたいからタオル借りていい?」

 

「あぁ。適当に使って…」

 

 

暖かい笑顔で、ふわっと…

 

 

 

 

 

 

あ、あれ…?

この感じ…どこかで…
ちがう。いつだ?
すごく懐かしい感じが…

夢…?
そうだ、今朝の夢と同じような感じだ。

ひょくちゃん、って言ってたな…

確か小さいころばあちゃんちに遊びに行った時だ。

 

ええっと…

 

 

「ヒョクー??」

 

「うわ!」

 

「なにそんな難しい顔してるの?」

 

「あー考え事してた…」

 

「考えすぎもよくないよ?」

 

「んー」

 

「俺帰るね。いろいろありがとう。ごみは捨てておくねー」

 

 

いつの間にか昨日と同じ服に着替え…ん??

 


「え!?ドンへそれ俺の服じゃん!」

 

「洗って返すよー!また明日、打ち合わせで会おうね!」

 

「あ、おい!!」

 


勝手に服を持っていくようなやつだったのか…

 

でもま、それだけ心開いてくれたってことだし。
…仲良くなれたってことだよな。

 

ビジネスパートナーであり、よきライバルでもある。
それから、親友になれたら…いいな。

 

 

「ヒョンのとこに飯いこっと」

 


いつの間にか、11時半を回っていた。

 

財布とスマホをデニムのポケットに突っ込み、
最近ランチも始めたんだという、
ジョンウニヒョンの店に向かった。