...あの人は元公邸料理人?アーヘン編 | 空色日記 神経質妻のぐーたらドイツ生活

空色日記 神経質妻のぐーたらドイツ生活

ドイツの小さな街在住
ドイツの空の下で仲の良すぎる姉弟を育て中
移住、日常生活、教育について包み隠さず記録
たまに?いや、かなり毒あり
移住生活の備忘録、日記

Hallo!

こんにちは、ドイツ移住しちゃった空色(そら)です。
(シュパイヤー大聖堂の縮小像)


前回は移住に必要なアポスティーユの話をしたから、今回は実際に夫がアーヘンに行った時の話。

長いけど、みなさんもお気を付けください!という意味で、読んで頂きたい!



2019年10月1日


実はこの日は息子(弟)の6歳の誕生日。

職場の都合(元オーナー都合)からこの日に出発するしかなかった夫。

弟は嬉しい自分の誕生日のはずなのに、パパとの別れに悲しすぎて見送りの成田空港行きのバス停で号泣。
ママっ子弟がパパから離れない現象が発生。

パパっ子の姉も号泣。

何もこの日じゃなくてええやんけ。と思いつつ、ただでさえ困難な家族移住。

仕方がないと言葉を飲み込んだ。


パパを見送り、息子の誕生日ケーキとお寿司を買って帰り、落ち込んだままの姉弟と静かな誕生日パーティー。


お通夜かーい!


翌日、心配してくれた弟のお友達のママさんたち(現オンラインゲーム仲間のママ友さんたち)が室内遊具施設に連れて行ってくれた!

助けてくれたのは遠くの親戚より身近なママ友たち。

ようやく、元気を取り戻した弟。
本当によかった。

無事に到着した夫は1人で電車やタクシーを乗り継いで現地へ。

え?オーナー都合で行ったんやろ?迎えとかじゃねーの?
普通に仕事してるやん滝汗
なら1日ぐらい延ばしてもよくなかった?


その後、何とかワンオペをこなす毎日。

時差を考えながら夫とLINE電話。
WiFiが安定しなくてビデオ通話ができず、音声のみ。
それでも、束の間のパパとの時間を楽しむ子供たち。


2週間ぐらいたった台風明けの日曜日の昼過ぎ...

子供たちと買い物に出かけようとした時に、何故か元オーナーからSNSで連絡が来た滝汗滝汗滝汗


え?何?滝汗滝汗


あちらさん夜ですよね?私に何の用かな?

はっガーンハッ夫に何かあったのか?!と焦る。


つか、めちゃ長い...

読むのに何分かかんの??っていうぐらい長い...

結局何が書いてあるの?とチンプンカンプン...


何度も読み返して理解したのは


ただの愚痴...チーンチーンチーンチーン



えぇえぇえぇえぇーびっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくり
(時間返せや)


つか、え?オーナーってなん??


めちゃくちゃオブラートに包んでるつもりやけど、あなたは私たち家族の心配するフリをしながら、私夫をディスってるだけですけど?偽善者ぶってるだけですけど?
(ディスるってまだ使うのかな?)

本当にここに本文晒したいぐらいイライラする長文に吐き気がしたゲロー
(友達数人に晒したら、満場一致でキレてくれたので解釈は間違ってない模様)

気がつけば、もう夫は寝てる時間。
連絡しても繋がらない。


イライラしすぎて買い物を中止にして、スマホ画面と真剣に向き合う般若と化した私ムキームキームキームキー


怒りに任せて書いては相手と同じになってしまうと思い、言葉には細心の注意を払いつつ、相手は目上の方と思い込みながら懇切丁寧にディスってきた事を論破してやった。
(ディスるって...略)


オーナーが言ってきたのは

夫が何を考えているのか伝わらない。
え?直接聞けや。目の前におるやん。

料理が好きではなく、生きる過程で身に付けたものだ。
→は?それの悪いの愛する家族のためやん。つか、好きじゃなかったら続けるタイプの人間ちゃうけどな。

何でも聞いて欲しいのに聞くのは家族が来るための事。
→は?何でも聞いていいんやろ?料理は実践で覚えるやん。今知りたいんは家族呼ぶのに必要書類家族住むようのアパートについてだけや。

奥さん(私)たちの生活を案じています。個人的に意見交換をしましょう。
→え?に決まってるやん。何で仕事に関係ないのに個人的に話す必要が?夫に直接話してもらえば私にも伝わるし、てか、心配ならさっさと呼ぶ準備しろや

という感じの内容をオブラートに包みながら、愛する夫を信じて待つ妻を演出し、キッパリとお前と連絡取り合う気はねぇから直接夫に言えや真顔という雰囲気を存分に出した返事をした。


返す言葉がなかったんやろな。


ブー


キタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!

実際の画像がコチラ↓↓



嘘やん。マジかこいつポーンポーンポーンポーンポーンと5度見ぐらいして目玉がいくつあっても足りないぐらい飛んだわ。
飛んだ目玉を探すのに苦労したわ。
夫とのやり取りの場でどうやってやるんか確認もしたわ。

いいねボタン長押ししたらいろんなやつ出てくるやんか?
アレやらんとわざわざブーにはならんやんか?

て事は押し間違えたとかではないやんか?

( ゚д゚)はぁ?ムカムカムカムカ

ちなみに、元オーナーは私よりも10歳以上歳上のオジサン。

一回りも下の小娘に正論で返されてまさかのブー

こんなやつおるんやとビビった。

凄い量の着信に気がついた夫から連絡があり、来た内容と返事内容のスクリーンショット画像を送ったら、

アイツ俺には何も言わんかったし、そんな素振りも見せてないのに...ムキーと怒り爆発


心配かけまいと黙ってたらしいけど、実はオーナーはほとんど料理してない模様。

社員Iさん(この人についても後日紹介)がほぼ全ての料理をやっていた。

鉄板焼きなど、お客さんの前でやる最終的な簡単なものは元オーナーがやって、飾切りやメインは裏で料理人たちがやるという感じ。

それ以外は冷凍物とか、新メニューは主婦の味方クックパッド様!を完コピ...。


いや、うん、クックパッド凄いよ!私もよくお世話になってますピンクハートいつもありがとうございますラブラブ

だけどもよ、あんたどこぞの国で公邸料理人してたんちゃうん?

あ、公邸料理人凄いやろ?何でも聞いて!ってそっちなん?と今頃気づいた。


時々お店を手伝いに来る仙人のような方がいて、その方も元どこぞの公邸料理人だという。
この方は実際にドイツの日本食レストランを星つきにした方なので、マジで本物。


なので、我々はオーナーの事を自称公邸料理人と呼んでいる。


と話がズレたが、私に直接文句つけた事で温厚な夫がキレた。
(怒ったところを直接見たことない)
すぐさま別のところを探すと言って、休みの日にベルリンやシュトゥットガルトなどに面接へ。

前にも話したように家族連れには厳しい世界。

だけども、唯一家族連れ歓迎してくれたのが現オーナー。

彼女は大学生の時に日本に留学して日本に惚れた中国出身の方。
日本で知り合ったドイツ人のご主人と一緒にドイツへ。

会社を興してお子さんたちが大きくなった今、昔からの夢だった日本食レストランをやりたい!日本食もどきじゃなくて本格的な日本食レストランをオープンしたい!と夢を語ってくれた。

現オーナーは女性という事もあり、子育てにとても心を砕いてくれる本当に良い方。

子供がいるならばその分しっかり働いてくれるはず!
独身の方も身軽でいいけれど、家族を守る力は何よりも頑張る糧になると理解してくださり、労働契約をして頂く事になった。

ただ店舗工事終了が2020年2月末のため、今の店を辞めて一旦日本に帰国して家族を連れてくるという事に。
(ドイツ人仕事しないから施行が1ヶ月延びてオープンが4月に延期)

そして、アーヘンのレストランを辞める旨を伝えた後の初給料日。


え?契約より少なくない?


税金とか計算しても明らかに数百ユーロ足りない。

それに明細もらってないよ?

自称公邸料理人いわく、税理士が休暇から戻ってなくて従業員として登録されてないから明細ないけど、これが給料だからと言われた。

そんなに明細欲しいなら明日用意しとくだと?ムキームキー

で、もらったものがコチラ↓↓↓
(基本給などは伏せておきます)

いやいや、おかしいでしょ!?
こんな明細見た事ないよーwwwww

夫は一晩かけて税金関係を調べて、翌日正しい計算内容の説明をしようとしたら、頑張ってくれたから帰国前の餞別と言って封筒渡された。

とりあえず、中身を確認しないまま数百ユーロ足りない旨を説明したら、自称公邸料理人は理解できない様子。

するとその妻(諸悪の根源)が今あげたお金があるでしょ?それで手打ちでいいじゃないウインクだと。

中身を確認したら足りない分の数百ユーロが入ってた札束

税金やら保険やらピンハネしてんのちゃんと自覚してるやん。

5ユーロ足らんけどな!

と思った夫は『5ユーロ足りませんけど?弁護士必要ですか?』と言って5ユーロもしっかり回収してきた笑い泣き笑い泣き笑い泣き

それ以外にも色々あるが、公にはできない内容なのでこれ以上は言えないけど、今まで何人にもこの様な手口を使ってたらしくて、みなさんすぐに辞めていったらしい。

文句を言わなさそうな夫を見て、大人しく働いてくれると思ったんだろーが、そうはいかないよ?

だって、歳下で可愛らしく(?)見えるかもしれんが、そんなか弱い女の子じゃないんで、私。

いくつか投稿を読んで頂いたらお気付きと思いますが、めちゃくちゃ気が強いんでニヤニヤニヤニヤ

生ぬるい環境で育ってないんでね。

ド田舎の牧場育ちだよーニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒ

強面のお兄さんたちが逃げ帰るほどの父親に育てられてますよー笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

唯一父親が勝てないのは娘の私がブチ切れた時ですよーニヤニヤニヤニヤ

そんな嫁の相手するんやから並大抵の精神力の持ち主じゃないのよ、うちの夫はラブ

夫に内緒で遠回しに嫌味をぶつけてきた癖に、私の正論反撃にビビってブーだけで返してきたぐらいの小心者が

勝てるわけないでしょ?ww

普通に犯罪だし真顔






というわけで最初のドイツ移住失敗に終わった。

でも、とても良いオーナーに出逢えたのは、この過程があってこそ。

良い事悪い事半々にあるのが人生


悪い事に目を向けがちだけど、小さな幸せを1つでも見つけられたら人生豊かになっていくよな~と感じた2018年だった。


今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございましたおねがい
みなさんも、詐欺まがい?(いや、詐欺か?)にはお気を付けください。


Tschüss!